長崎尚志先生特別講義
先週金曜日22日は本学客員教授長崎尚志先生による「プロになるために今から知っておくべき編集と漫画家の関係」と題した特別講義が行われました。
内容はマンガ家としての資質と業界についてであり、編集者として多くの漫画家を育て、また多くの編集者を見てきた長崎先生のお話は、これから業界で活躍する新人である学生諸君にも大いに関心ある内容で、学生諸君の熱心に拝聴しながらメモを取っている姿が印象的でした。
長崎尚志先生、お忙しい中誠にありがとうございました!
先週金曜日22日は本学客員教授長崎尚志先生による「プロになるために今から知っておくべき編集と漫画家の関係」と題した特別講義が行われました。
内容はマンガ家としての資質と業界についてであり、編集者として多くの漫画家を育て、また多くの編集者を見てきた長崎先生のお話は、これから業界で活躍する新人である学生諸君にも大いに関心ある内容で、学生諸君の熱心に拝聴しながらメモを取っている姿が印象的でした。
長崎尚志先生、お忙しい中誠にありがとうございました!
現在発売中の講談社「デザート」8月号別冊小冊子に4年空垣れいだ(P.N.)さんの「推しの山田くんに恋をした。」という読み切り作品が掲載されています。
すでに何本も読み切りを掲載している空垣さん、今回もコメディタッチのストーリーで楽しく読ませながらキュンとさせる手腕が冴え渡って42P全く飽きる事なく楽しめる作品になっており、まさに「ますますファンになっちゃう!」感じです!
連載にむけて着々とキャリアを積んでいる空垣先輩を、マンガコースでもぜひ推していきましょう!
つい先日「2018年春季ゲッサン新人賞」にて佳作受賞が発表された4年赤月ケイ(P.N.)先輩の紹介で実現した、小学館「ゲッサン」編集部様による出張編集部が6月12日(火)に行われました。
30名超えの参加人数を最後まで的確なアドバイスとともに見ていただき、「名古屋造形大学マンガコースは大変レベルが高く、楽しかったです」という嬉しいお言葉もいただきました!
見ていただいた学生諸君も、いただいたアドバイスを参考に是非原稿を仕上げて送っていきましょう。
小学館「ゲッサン」編集部の皆さん、長丁場の出張編集ありがとうございました!
先週の6月7日に行われましたマンガコース主催の山本直樹先生公開講座「マンガとエロス」、学外からもたくさんの方が聴講に見え大盛況でした。以下レポートです。
今回の公開講座は事前に学生から集めたアンケートを元に山本先生と舞草先生でトークするという形でしたが、まず最初に学生からの「エロ漫画に教科書のようなものを求めないで欲しい」という意見からフィクションと現実についての大変興味深いお話が展開しました。
・マンガ、小説、映画、演劇、スポーツ、ギャンブル、ゲーム、宗教、イデオロギー・・は「フィクション」である。
・「フィクション」とは幻想である。「フィクション」とは現実に向かうための武器である。
・「現実」とは普通に暮らし、いつか死ぬという事である。
・現実とフィクションの混同が起こると様々な問題が起きる。現実から乖離して言葉(幻想)にのめり込む事で「レッド」の惨劇は起きた。
・同時に創作としては現実とフィクションの境目(グレーゾーン)が一番面白い。
そこから山本先生についての質問をもとに創作に関するエピソードが続きます。
・80年代にエロマンガ同人からマンガを始めた。その後商業でストーリー物を連載するが自分はいつでもエロマンガに戻ればいいと思っているから、商業で仕事がなくなったら・・等と心配した事がない。
・ペンは苦手。ペンは書道みたいなもので「正解の線」を引くもの。自分はそれが苦手だったので今のタッチになった。
・1992年に発売された「アドビスーパーペイント」というお絵描きソフトを現在も使用している。絶版の技術なので使用するPCもストックでG5を4台持っている。
・シャープペンのような、ロットリングのような、硬い線が好き。CGっぽい表現は嫌い。
・太田出版とは長い付き合いで信頼関係がある。描きたいものを描ける。
・エロが好きで始めたマンガ稼業なのだが、「レッド」には絵を描く快楽がなかった。12年間ずっと辛い仕事だった。
終盤は学生に対するアドバイスにもなるようなお話もいただけました。
・「人は自分のマイナス札で勝負するしかない」
・いつでも「月並みにならないように」考えている。
・エロいシーンは指先、手先をしっかり描くと良い。
・エッチなシーン(シチュエーション)を考えてて最後に「このマンガ、ストーリーあるじゃん」と気付いたのが「BLUE」。
・キャラが物語の歯車になるとつまらない。キャラがストーリーの道具になってはダメ。
・作中の人間がまるで生きてるように見えなくてはならない。「生きている」と読者も自分も騙せるようなマンガを描く。
・いろんなものを見なさい。頭で考えるよりパクれ。お金をもらいながらうまくなるのがマンガ。
最後は大きな拍手で講座は終了、その後には先生にサインを頂く外部からのお客様の列も出来て、皆さんにとってもかなり充実した時間だった事が伺えました。本当にやってよかったと思います。
お忙しい中お時間を作って名古屋造形大学で講演していただいた山本直樹先生、ありがとうございました!
そして今回のお話をセッティングしていただき、進行役をしていただいた舞草先生、ありがとうございました!
マンガコースでは今後もこのような企画を行っていきたいと思います。今後とも名古屋造形大学マンガコースをよろしくお願いいたします。
4期卒業生でマンガ家として活躍中の安藤正基先生の大人気名古屋愛コメディ「八十亀ちゃんかんさつにっき」(一迅社)の4巻が現在絶賛発売中です!
累計20万部突破の大ヒット連載コメディ「八十亀ちゃんかんさつにっき」も快調に4巻目に突入、新キャラも登場してますます賑やかになっています。
そして・・その帯にはなんと!「アニメ化プロジェクト進行中!!」の文字が!
ツイッターでも発表されたアニメ化ですが、放映されたら本学マンガコースから2作目のアニメ化作品となります!
皆で4巻を買って応援しつつアニメ化を心待ちにしましょう!
安藤先生、4巻発売おめでとうございます!
遡ること5月28日にマンガコース主催で「第2回BL研究会」が4限後のC棟講義室で行われました。
コミックイラストレーションゼミの三輪布巳子先生プロデュースのこの研究会は、授業ではありませんがBLに関心のある学生を中心とした他コースも参加できる勉強会で、ほぼ満席の教室の半分くらいは他コースの学生さんだったように思われます。
前回の研究会が4年前(!)だったので、まずは三輪先生から最近のBL市場についての講義がありましたが、その浸透具合にまず驚きました。
続いて本学卒業生で商業BL作家として活躍中の冬辺先生をお迎えして、三輪先生との対談形式での講義とアンケートによる質疑のコーナー。
冬辺先生のお話では、オリジナルBLではやはりキャラクターが重要で、そこはマンガコースで教えている部分と共通するところでした。
キャラ作りに詰まった時は身近な人をモデルに妄想する事もあるようで、BL作家というのはつくづく妄想商売だなあという感想を持ちました。
質疑のコーナーでは皆が最初にハマったBL作品の画像が次々とあがり、その度に皆がうなづく図は石川にはまさに知られざる世界でした(笑)。
時間ギリギリまでダレる事なく熱い空気が流れていたBL研究会、今回もとても良かったです!
またこういった研究会を企画していきたいと思います。
三輪先生、冬辺先生、ありがとうございました!
現在発売中の別冊「ヤングジャンプGOLD」vol.3(集英社)に掲載されている、本誌連載を目指す読み切り掲載コンペ「第3回ゴールデンエッグ」に6期卒業生岩井トーキ(P.N.)さんの「Shape Shifter’s Sweetheart」という作品と、現役3年植山紘さんの「セブン・スター」という作品が掲載されエントリーしています!
前回第1回にもエントリーしていたお二人、今回も格段に成長した作品をみせてくれています!
正直投票に迷いますが、造形生の皆さん是非応援よろしくお願いします!
今回は読み切りとして本学洋画コース出身の野澤ゆき子先生の「三瀬さんは見せたがり」という作品もありますので、そちらもチェック!
岩井トーキさん、植山紘さん、掲載おめでとうございます!