大橋ツヨシ先生特別講義
昨日は週刊モーニング「エレキング」等4コママンガで活躍中の大橋ツヨシ先生による特別講義でした。3年生4限目の授業でしたが、先生の御好意でその後2年アトリエにて、マンガコース全体を対象にフリートーク形式の講義をして下さいました。マンガに対して熱血な大橋先生の言葉一つ一つが学生の胸に刻まれたようです。
5限目という変則的な時間だったためマンガコースでも受講できなかった学生のために、お話いただいた内容のポイントを上げておきます。
「大橋先生はキャリア20年以上の大ベテラン」
「デビュー当時は全ての4コマ雑誌を買ってきて、その中に無いものを描こうとした。人のやらない事をやろうとした」
「自分は一つの会社である。したがってマンガを描くだけが仕事ではない。営業、プレゼンも必要」
「同時に出版社にやる気を見せる事も大事。大橋先生は月刊誌なら毎月、週刊誌なら毎週作品を投稿していつでも連載できる事を出版社に示した」
「マンガはおもしろさが伝わる事が大事。人に見せる事で、そのリアクションから自分の方程式を作りあげる」
「ルーツ、オリジナルは濃い。薄いものに影響受けた作品はさらに薄いものになる」
「メジャー誌のマンガがメジャーとは限らない。マイナー誌でもメジャーの志向を持った作品はたくさんある」
「とにかくたくさん描く事。そして経験を常にマンガにフィードバックする回路を作る事」
大橋ツヨシ先生、お忙しい中ほんとにありがとうございました!
芳崎せいむ先生特別講義
昨日は本学マンガコース全学年共通でマンガ家の芳崎せいむ先生による特別講義。「金魚屋古書店」「デカガール」などのヒットで知られる芳崎先生とともに、本学客員教授で「デカガール」原作者でもある長崎尚志先生、講談社「Kiss」編集部から担当さんも御一緒に来校されました。
講義は長崎先生との対談形式で「芳崎先生の学生時代」「アイデア出しの話」「編集者との仕事」といったお話から、「5年10年続けるマンガ家を目指す」「文化と産業を担う覚悟」といった大きなレンジのお話まで、学生にとってはなにからなにまで参考になる中味の濃い内容で、創作のヒントをもらった学生も多かったのではないでしょうか。
芳崎先生、お忙しい中ほんとにありがとうございました!
浦沢直樹先生特別講義
昨日は本学マンガコース客員教授でもあるマンガ家、浦沢直樹先生によるマンガコース全学年参加の特別講義が行われました。全体は2部構成で、第一部はマンガにおける「おもしろさ」とはなにか?という、シンプルかつ深い内容で、映像資料を見ながらの「いかに読者をワクワクさせるか」という、実践的講義でした。第二部は皆で考えたセリフに学生が表情をつけたキャラクターをその場で描き浦沢先生が講評するという、学生参加のワークショップ型実技授業で、一転して会場は賑やかな雰囲気になりました。
大いに盛り上がった講義に浦沢先生も大変満足されて東京へ帰っていかれました。
浦沢直樹先生、お忙しい中ほんとにありがとうございました!