よしまさこ先生公開講座レポート!

昨日は名古屋造形大学公開講座スーパーレクチャー本年度第一回として、マンガ家よしまさこ先生による「マンガを描き続ける力」という講演が行われました。

よし先生は東京工芸大学マンガ学科の准教授でもあり、講演前に本学マンガコースの授業も見学され「和気あいあいとした雰囲気が良いですね」という嬉しい御意見もいただきました。

講演は多くの聴講生を迎えてスタート!よし先生デビュー当時のエピソードから連載作家としての御苦労等興味深いお話ばかりで、ユーモア溢れる語り口の中にも、大ベテランならではの心に刻まれる鋭いフレーズがたくさん飛び出し、マンガコースの学生にとって背筋を正されるようで、かつ勇気づけられるような素晴らしい講演内容だったと思います。
また初入賞作品や貴重な生原稿も御披露いただき、よしファンの自分(石川)はもちろんの事、会場もおおいに湧きました。

以下に講演内容の重要なポイントをいくつかあげておきます。

・作品タイトルはとても重要。
・漫画は「描きたい事、やりたかった事」をやってしまうと空っぽになってしまう。でもそれは実は自分の1分野を描いただけ。
・作品は1本の木を生み出すようなもので、葉や枝、幹、根っこまで揃って初めて生きたものになる。
・人の真似だけではすぐに行き詰まる。どんなに小さくても、つまらなく見えても自分自身の漫画を描く事。
・短所を全部削って直しても、悪いところはあまりないのだがなんとなく平凡な作品になりやすい。短所を直すのは必要だが、その10倍長所を伸ばして欲しい。

よし先生のお話は全て「マンガを描き続ける力」に通じます。学生諸君も今回の講演内容をこれから何度も思い返し、マンガを描き続ける力にして欲しいと思います。
よしまさこ先生、本当にありがとうございました!

外部から聴講に来られた方も多数!


司会はマンガコース石川。学生から多くの質問も出ました。


講演終了後よし先生の原稿を見ようと学生が集まります!

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