9時に出校、いくつか事務作業をやり、午前中に少し作品制作を進めた。わずかな時間も惜しんでこつこつやるしかない。…でも制作は楽しい。
お昼は”コロコロ野菜の鶏モモステーキ”(350円)
鶏のもも肉に香草をまぶしてオーブンで焼き上げてある。
かなりモモ肉の量もあり、また野菜もおいしい。南仏風… なんて勝手に思ったが、これ上等な器に入って洒落たレストランで出てきても不思議じゃない。火の通り方も絶妙、だ〜い満足!
午後は総合造形コース4年生の講評。卒業制作プランのプレゼンだ。
先生は1〜5点の札を上げて合計点を出す。
厳しいが、先生も考えに考えて採点をする。
洋画のKさん以外のみんな(総合造形のIさんのは見ていないが)に言いたい。
自分で決めて徹底的にやる、その結果を見せてほしい!甘えちゃいか〜ん!
今日は洋画コースの学生も入って少し幅が広がった感じ。総合造形コースの学生にとっても刺激になったと思う。来てもらってよかった。ありがとう!
3時半に大学を出て名古屋キャンパスへ。4時半から学園本部で会議だ。
会議を終え自宅に帰ったら、妻が弟の家から懐かしい写真を持って帰ってきていた。
昔、妻の両親に送った写真だ。
わー、ホントに懐かしい!
これは1990年の1月、ベルリンの壁が崩壊してあまり時間が経っていない時期に撮った写真。壊れた壁の向こうは非武装地帯。30年近く放置されたままの建物も見える。そしてにこやかに微笑むドイツ民主共和国(東独)の国境警備兵。妻が写真を一緒に撮ってもらえるかと聞いてみたら快く応じてくれた。
1979年にベルリンを訪れたときは東側に入る際のチェックが厳しく、険しい兵士の眼差しが強く印象に残っていたので、この笑顔を見たとき隔世の感を禁じ得なかった。
この後で訪れたペルガモン美術館では小学校低学年の子供たちが先生に連れられて見学していた。その中の数人と話をしたが「僕らもいつか日本に行けるかなぁ!?」と言っていたのがずっと記憶に残っていた。
その後、名古屋造形大学と交換留学提携をしているバウハウス大学から毎年留学生が来るが、ちょうどあのときの小学生と同じ年頃の世代が来ているのだな、と思うと感慨深いものがあった。中には東ベルリン出身の学生も何人か居たので、ひょっとしてあの時の子供たちの中にいた子が… なんてついつい考えてしまった(聞きはしなかっけどね…)。
本当に自由に外国に行けるようになってよかったね、昔の小学生たち!