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学部・大学院

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地域建築領域


「地域をつくる建築をつくる」 私たちの取り組む相手は、地域と建築です。 地域をつくる建築を考え、デザインします。 美しい建築をつくり、 美しい地域社会が生まれること、 それが私たちの理想です。

住環境 インフォメーショングラフィック 建築デザイン まちづくり 住宅設計 リノベーション エリアデザイン 景観・風景のデザイン


住環境

郊外住宅地、集合住宅団地、商店街、町工場の多いまち、私たちの暮らす環境はさまざまです。そしてそれぞれの環境は時代の変化ともに解決すべき課題が生まれてきています。これから私たちが住まう環境の創造的な未来のすがたを提案することを学びます。
左:スタジオ課題「 はたらく集合住宅」 深谷 花帆/右:卒業制作「 町(をつくる)工場」 伊藤 桜

建築デザイン

多くの建築には標準的な型(タイプ)というものがあります。しかし建築は本来、地域の活動や生活とともにあるべきだと思います。それぞれの地域にねざした建築とはどういうものかを考える、そして建築をつくることによって地域の特徴が浮かび上がるような建築のデザインを考えます。
左:スタジオ課題「 まちのアートスペース」 間宮 千晴/右:スタジオ課題「 佐見の森複合センター」 安達 元輝

住宅設計

現代の住宅の多くは核家族を前提にして計画されていますが、歴史的にみると家族の形態はさまざまで住宅の種類も多様です。少子高齢化にともなう人口構成の変化のなかで、地域と家族の積極的な関わりのある住まい方の提案を行います。
左:スタジオ課題「 敷地の中で完結しない居住環境」 向原 拓哉/右:スタジオ課題「 新しい生活の時間」 尾崎 菜々莉

リノベーション

人口減少や空家増加などに象徴されるように、現代社会では建築が「余る」状況に向き合うことが非常に大切です。しかし壊すだけが選択肢ではありません。豊かな未来のために、過去につくられた建築・環境の、何を残し、何を刷新していくか。丁寧なリサーチに基づき、固有の建築提案を考えます。
左:卒業制作「 時間と空間の産業」 間宮千晴/右:卒業制作「 わたしたちの物語」 小山涼音

景観・風景のデザイン

建築とそれを取り巻く活動・生業を考えるなかで、状況に合わせ、広場や公園などの公共空間や、樹木や水路などの自然環境も取り込んだ空間・営みの風景といった、外部環境を考えていくことが大切になってきます。より広い地域の風景や生態系に寄与するための環境・景観のデザインを考えます。
左:卒業制作「 思いが色づく街」 恒川 奈菜/右:卒業制作「 街の中心をずらす」 大澤 李花

まちづくり

人口減少時代のまちづくりは、新しい豊かさを考えることから始まります。今ある地域資源を適切に読み取り、それらを最大限活用することで、現代に適した人やモノ、お金、空間のネットワークを再編すること。それが私達が目指すこれからのまちづくりの目標です。
左:スタジオ課題「 Place to Place」 澤田 愛子/右:卒業制作「 未練の残る街」 小出 一葉

インフォメーショングラフィック

地図、サイン、交通網、観光情報、案内図など。都市の空間で出会うさまざまな視覚情報は、複雑なデータを分かりやすく伝えるために整理、視覚化されたグラフィックデザインです。情報を効果的に正確にそして美しく他者に伝えるための手法を学びます。
左:江津 匡士スタジオ:地域の情報誌の作成/右:地域のインフォメーショングラフィック課題

エリアデザイン

例えば建築を建てる時、看板をデザインする時、イベントを企画する時、どのデザインにもその周辺には地域という、デザインの対象よりも広いエリアが想定されるべきです。デザインはそのデザインだけで完結しないという前提に立ち、そのような空間の広がりを想定したデザインを学びます。
左:卒業制作「 まちの感染り変わり」 木野村 唯夏/右:卒業制作「 遊歩都市」 北村 悠

カリキュラム


地域建築領域 カリキュラム

※2023年5月現在

教員


■ 蜂屋 景二
住環境 / 空間構成 / 都市と建築

都市や地域をむすぶ交通・産業・アートイベントなどのネットワークとともに建築を考えます。またそれぞれの地域や場所のもつ文脈、建築を取り巻くまざまな制度を見つめ直すことで、失われがちな地域性や人々の生活の多様性を取り戻すための建築や住環境をつくることがテーマです。
■ 伊藤 維
建築デザイン / 地域と産業技術 / ドローイング

住宅や公共空間、産業建築などさまざまな設計に取り組んでいます。構想するなかで、ローカルな風土・生業や、グローバルな流通・経済など、大小さまざまな「関係性」の建築が立ち現れることを目指し活動しています。
■ 江津 匡士
地域デザイン / グラフィックデザイン / まちづくり

クリエイターとして地域とつながる仕組みを考え実行します。固定概念や手法に囚われない表現活動を試み、自分の価値観や楽しみを周囲の人々と分かち合いながら緩やかに地域に広めていくことを目指します。他領域とのコラボ、地域・社会連携プロジェクトにも積極的に参加します。

将来の職業

建築家 / 1級建築士・2級建築士 / 設計士 / まちづくりデザイナー / 企画/プランナー / リノベーションデザイナー / コンサルタント / グラフィックデザイナー / 地域の公務員 / NPO活動 など

TOPICS

第3回建築系愛知16大学共通設計競技「名古屋東部のターミナル藤が丘を再構築せよ」最優秀賞受賞!

第3回建築系愛知16大学共通設計競技「名古屋東部のターミナル藤が丘を再構築せよ」最優秀賞受賞!

愛知県内で建築に関する教育・研究を行なっている大学の学生たちによる競技「第3回建築系愛知16大学共通設計競技『名古屋東部のターミナル藤が丘を再構築せよ』」にて、大学院2年谷口 舜さん、学部4年小島 慎平さん、曽我 駿作さん共同制作作品「認識の中の“藤が丘”の拡張」が最優秀賞を受賞しました!

【谷口 舜さんコメント】
今回のコンペは実際の街を対象としたものであり、審査もその土地で活動する人々が行うものでした。そのため、自分達の考えた提案が街を変えることができるかもしれないと思いながら制作していました。これは学校の課題だけではなかなか感じることのできないものでした。貴重な経験ができたということと同時にこのような評価をいただけたことはとても嬉しかったです。

学生インタビュー

宮田 琴羽さん

宮田 琴羽さん[ 3年 ]
本巣松陽高校(岐阜) 出身

高校の頃から地域貢献をしたいと思っていて、昔から手を動かしてものを作ることが好きだったこともあり、クリエイティブな形で地域貢献するにはどんなことができるか考えながら進路について調べていたら、地域社会圏領域(現地域建築領域)を見つけました。ただ建築をつくるだけじゃなく地域とどう関わっていくかということを大事にしている部分に惹かれ受験を決めました。制作は大変だけどやりがいを感じるし、先生や先輩とも距離が近く刺激をもらいながら楽しく過ごしています!

安形 亮祐さん

安形 亮祐さん[ 2年 ]
岡崎北高校(愛知) 出身

絵を描くことが好きでモノづくり全般にも興味があったので、美術系への進学を検討していて、その中でも建築が学べる大学へ進学を考えていました。地域社会圏領域(現地域建築領域)の、建物そのものだけではなくその周辺の地域まで含めてこれからの建築を考えていく部分が他にない魅力だと感じました。実技の授業でも講義の授業でも、自分の知らなかったことに触れる機会がたくさんあってそれが自身の制作にもつながり、大学に来て良かったなと感じています。