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伊藤 維スタジオ


スタジオ教員:伊藤 維

地域建築領域


生まれてから高校時代まで過ごした岐阜を起点に、2020年の夏から建築設計活動を行っています。高校卒業以来、建築を学び、そして実践しながら、東京、アメリカ(ボストン・ニューヨーク)、スイス(チューリッヒ)と生活の拠点を移してきました。その経験を踏まえて、故郷だからというだけでなく、岐阜という地域からグローバル・ローカルの双方にネットワークされた建築を考えることの豊かさ・広がりを感じ、自分が良いと思う建築をつくる活動を本格化させるために岐阜に戻ってきました。

こうした自身の経験・思考の延長上で、この大学で教育に携わることになりました。「地域をつくる建築をつくる」という大きな方向性のもとで、学生の皆さんと共有し深めていきたいと思い至ったテーマが、「『それぞれの地域社会』が立ち現れる建築」です。

建築は、抽象的なアイデアから、具体的な使い方・材料・構法・施工技術まで、多様で膨大なモノ・人が関わって作られています。どんなに小規模で凡庸に思える条件でも、ひとつの建築を考えつくる過程で、ローカルな風土や生業と同時に、グローバルな流通・経済など、大小さまざまな「社会」とのつながりが垣間見えてきます。多様な「社会」が入り混じりながら、エリアそれぞれ、あるいは人それぞれの「地域社会」があるのかもしれません。空間構成や構法、暮らしなどを掘り下げながら、ある時は繊細に、ある時は大胆に、多様な「社会」とより豊かな関係を積み重ねられる建築を一緒に考えていきます。

そんな建築があると、まわりの風景の感じ方・使われ方ががらっと変わるかもしれません。それは今まではっきり意識されることのなかった、でも確かに潜在していた、「それぞれの地域社会」の豊かさが、建築によって立ち現れ、未来へと続くきっかけになる瞬間だと思います。


キーワード

  • 建築デザイン
  • 産業技術
  • ドローイング

授業内容

2年前期 公的な存在としてもひらかれた個人住宅の設計
2年後期 地域の営み・空間と相互作用する美術空間の設計
3年前期 地域とともに育つ教育空間の設計
3年後期 暮らしが地域をかたちづくる集合住居の設計
4年 「それぞれの地域社会」が立ち現れる建築を、卒業製作として構想・提案する

将来目指す職業

  • 建築設計の仕事
  • まちづくり・ものづくりに携わる仕事
  • 人びとや地域を支える仕事