朝から近所の小学校の運動会へ。
この小学校の評議員をしているので、毎年招待していただく。
準備体操をする心の準備ができていなかったので、少しキツかった。
駆けっこを見ていても、本当に人間って向き不向き、得意不得意がしっかりあるもんだ、と今更ながら感じた。
単に「速く走ること」だけに興味を持って見ていたら、いかにも能力レベルの差だけが見えてくるのだが、走る姿勢、顔の表情などが千差万別で、まさにその人物、他の誰でもない一人の人間を表現していて本当に楽しい。
転んで泣きそうになるのを、歯を食いしばって我慢しながら走っている子。腕で涙を拭いながら思いっきり泣きまくって走る子。
今の瞬間に起きているこの出来事を、この子たちは後々何度も思い出すのだろうな、と思いながら見ていた。
ダンスが始まると、またまた個人差が甚だしい。リズム感抜群で全身で表現をしている子も入れば、テンポについて行けずオタオタしている子もいる。
でも、それでいいよ!と心の中で声を掛けた。速く走れなくても絵が上手いかもしれない。リズム感が悪くても弁が立つかもしれない。
人はそれぞれ違っていて当たり前。同じ物差しで測ってはいけないよね⁈
皆が自分の力を存分に発揮できるものを見つけて欲しいと心から思う。
それにしても、生徒数がグングン減っている。以前は運動場いっぱいに広がっていたのに、今は真ん中に小さくまとまってしまっている。
この国、大丈夫か…
そんな不安がよぎった。