1月18日(月)雨 のち 曇り

今日は午前中、自宅で仕事を行い、お昼過ぎから大学へ。

午後1時過ぎの空は青空も見える。
DSC02867
関東や東北では雪で交通が麻痺しているらしいが、こちらは雨が上がり、天気は徐々に回復してきた。

午後、4年生の卒業制作のチェックを行った。美術館への作品搬入のための業者の下見も順次入り、学生たちも少し緊張気味の表情。いよいよ卒展が見えてきた。

その後、急ぎで名古屋市博物館へ。
DSC02868

愛知県高文連(愛知県高等学校文化連盟)の展覧会の講評を地元三大学の教員が行った。
DSC02870

担当した立体作品の作者たちのコメントはどれも素晴らしく、人生経験は我々に比べてずっと少ないが、”生きる”ことについて最も真摯に考えている年代だとあらためて実感した。
DSC02872

年を重ねて眼が曇らないことが表現者として最も大事なことだと伝え、そのことを覚えておいてもらえれば幸せだと思う。

DSC02879

ある高校生からは「自分の作品は深刻なところとか暗いところをそのまま出しているけど、それでいいのでしょうか?」と聞かれた。

「私の人生でもあなたの人生でも深刻なところや暗いところは当然あるでしょう。そうであれば、それを綺麗で心地よいものにする必要は全く無い。そのまま出せばいい。」と話すと、彼女は大きく頷き、安心したような表情で「お話を聞けて良かった。」と言ってくれた。

今日、お話しできた高校生のみなさんが、今後も表現する喜びを感じ、作品を作り続けて欲しいと心から思う。
DSC02882

その後、大学に戻り、少し仕事をして帰宅した。
幸福な気持ちで眠りにつけそうだ。