1月21日(木)晴れ

朝から会議。

会議のあと少し時間が出来たので、昨日観たD2ギャラリーのジュエリーデザインコースの展覧会をふたたび観た。

この展覧会は名古屋造形大学ジュエリーデザインコースと栄光時計株式会社のコラボレーションによるもので、宝石や貴金属を提供していただき、それを学生がデザイン・制作したものだ。このような貴重な素材を使って制作できることは学生にとっては得がたい機会であり、貴重な経験となっている。

今回は2年生6名、3年生6名、4年生3名の展示だ。
エスキースと作品を交えながら紹介しよう。

早川さんの作品はハートをモチーフとしている。
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ペンダント:K18YG、アマゾナイト、ダイアモンドが使われている。

これは梅野くんの作品。何と猫の骨と羽根。
猫は幸運のお守り、動物の骨は厄除けなんだって!?
そして、羽根はインディアンが聖霊との交信に使うアイテムだとか。
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ペンダント:K18YG、アメジスト、ダイアモンドが使われている。

川立さんの作品はシトリン(幸運を呼ぶ石)にキスしようとする女性、しかも羊の角が生えている女性を表している。
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ブローチ:K18YG、シトリン、ダイアモンドが使われている。

これは渡邊さんの作品。蜂と蜂の巣を表している。蜂は古くから繁栄、貯蔵、幸運の象徴だとか。
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ペンダント:K18YG、シトリン、ダイアモンドが使われている。

原さんの作品はハチドリが蜜を吸っている様子を表している。ハチドリは愛と美のシンボル、そして煌めきを与える鳥だという。
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ブローチ:K18YG、K18WG、ダイアモンドが使われている。

本田さんの作品はハートをモチーフとし、可憐さを表現している。
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ペンダント:K18WG、ローズクォーツ、ダイアモンドが使われている。

川口くんの作品は亀をモチーフにしている。亀は古くから海の守り神、長寿や金運などの幸運を運んでくれる生き物とされているらしい。
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使っているのは琥珀だ。欧州では琥珀を贈ることは「幸運」を贈ることとされているとか。
ブローチ:K18YG、琥珀、ダイアモンドが使われている。

堀井さんの作品はスカラベをモチーフとしている。古代エジプトでは太陽神と同一視された昆虫だが、身に付けると不死のパワーが宿るお守りになるとか。
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このピンブローチ、最初に見たときに思わず「欲しい!」と言ってしまった。
ピンブローチ:K18YG、WG、ブラックダイアモンド、ダイアモンドが使われている。

石 羽蒙さんの作品は紫陽花をデザインしたもの。唐代の詩人白居易の詩からインスピレーションを得たものだ。
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ブローチ兼ペンダント:K18YG、K18WG、クリソプレーズ、パールライス、真珠、ダイアモンドが使われている。

石 羽莎さんの作品はクリソプレーズの周りに魔除けの幸運石であるキャッツアイとダイアモンドがちりばめられている。
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ブローチ兼ペンダント:K18YG、K18WG、クリソプレーズ、キャッツアイ、真珠、ダイアモンドが使われている。

米川くんの作品は、シンプルだが平凡にならないようにという考えで「飾らない美」を表したピアス。ダイアモンドがキラリと光っている。
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ピアス:K18WG、ダイアモンドが使われている。

三戸さんの作品。大胆にシェルを使い、その中に白い真珠で蕾が表現されている。新しいものを芽生えさせるという意味が込められている。
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ブローチ:K18WG、ダイアモンド、パール、シェルが使われている。

田村さんの作品は暗闇の中で煌めく星々、宇宙の神秘を表している。
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ペンダント:K18、トルコ石、パール、ダイアモンドが使われている。

島田さんの作品。バイカラートルマリンを活かしたデザイン。”シンプルでお洒落”を目指した。
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何かパワーを感じて惹かれる。
ブローチ:K18WG、バイカラートルマリン、ダイアモンドが使われている。

甲藤さんの作品は見るからに”美味しそう”なペンダント。葡萄は富と繁栄の象徴として古くから用いられてきた文様だとか。
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ペンダント:K18YG、K18WG、アメジスト、ダイアモンド、ピンクサファイア、グリーンクォーツが使われている。

会場の当番をしていた三戸さん、
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川口くん、
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これからもガンバってね!? 来年の卒展楽しみにしてるから!!

ジュエリーデザインコースの展覧会を観たあとは学食で昼食。
正規授業が無いためか、学生が少ない。

今日は”金沢カレー”。
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いつものことながら、カツもカレーも美味しい!

午後からは打ち合わせ。

午後3時過ぎから、少しの時間があったので制作を進めておく。
ただ、昨日に続き難しい場所に差し掛かり、本当に難儀した。

さらに二つ目の難問に直面したところで時間切れとなり次の会議へ。
会議が三つ続き、制作再開を断念して午後9時に帰宅の途に就いた。

ジュエリーデザインコースの学生さんの作品たちを目に浮かべながら床に就いた。