今日は春たけなわのような暖かい一日だった。
ほぼ一日自宅で仕事。
午前中、せっかくの好天なので近くの大縣神社の梅林を観に行った。
梅まつり開催中。
これがご本尊。
西の方に下ってゆくと田縣神社があり、そこには男性の象徴が祭られていて、3月15日には”天下の奇祭”と言われる豊年祭が行われる。
土雛の展示が行われていた。
明治のころかな?? 時代を反映している。
家に戻って部屋で仕事。
以前の展覧会に使ったキャプションが出てきた。
自分が書いた文章だが「顔は平均化されることで、どんどん空疎な表情になり、喜びや痛みを伴う日常を生きている人という印象が薄れていく…」というところは、ちょっと考えさせられてしまった。
10年前に久々に油絵の具を使って制作した作品だが、今になって、言いたかったことがより鮮明に感じられる気がする。
家で夕空を見るなんて何年ぶりかな…
そうそう「梅の木」という話がある。
北村薫の「語り女たち」という17篇からなる物語集の一番最後のお話。
10年ほど前に読んだ。
何とも美しく、少し哀しい物語…
久々に本棚から取り出して読んでみたら涙が出てきた。