11月25日(火)雨

朝から学長室で仕事。
このところ晴天が続いていたが、今日は一転して未明から雨が降り続いている。
植物にとっては恵みの雨となっただろう。

午後からはバスで名古屋キャンパスへ。
学園本部での常任理事会。

終了後、鴨付町バス停から見る雨の同朋学園。
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雨の夜景もそれなりに趣があっていいものだ。
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笹島町でバスを降りて名古屋駅のJRセントラルタワーズを見上げる。
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一昨日の夕方に遙か彼方の八百津町潮南から見ていた建物だ。
その後、名鉄バスセンターから中央道高速バスに乗って帰宅。

今日の名古屋キャンパスへの往復ではiPhoneでモーツァルトのディヴェルティメント変ロ長調KV287(第15番)とKV334ニ長調(第17番)を聴いた。

11月10日のブログで触れた曲だ。
今日はシャンドール・ヴェーグ指揮のザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカの演奏で聴いた。エレガントでありながらキビキビとした誠に素晴らしい演奏だ。

CDは10枚組で3,000円弱と申し訳ないほど安価だが、非常にレベルの高い演奏ばかりだ。
ヴェーグと言えば、私たちの世代ではヴェーグ四重奏団を思い出すが、1979年からはモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカの指揮者として活躍した。ちなみにこの録音で1989年度のフランス・ディスク大賞を受賞している。

KV287とKV334、両方とも素晴らしい音楽だが、私はどちらかと言えばKV287が好きだ。KV334もチャーミングで素晴らしい曲だが、聴いていて少しだけ疲れる。KV287に比べて表現が少し過多というか語り過ぎているように感じるのだ。普段はその美しさに心動かされるのだが、疲れているときはKV287が心にスーッと入ってくる。

1756年から1791年にかけてヨーロッパで作曲活動を行ったモーツァルトと、1912年から1997年にかけてヨーロッパを中心に演奏活動を行ったシャンドール・ヴェーグに助けられているとつくづく感じる。感謝の念で一杯だ。