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UI・UXデザイナー


器機を操作する際、簡単に間違えずに入出力ができる様に、操作板や操作画面の配置や色、画面遷移やボタンの形状などをデザインする分野をUI(User Interface)デザインと言います。また、それらを操作した時の「操作感」や「認知性」「快適性」などをUX(User Experience)と言い、それらを総合的に計画する分野をUXデザインと言います。元々はゲームやスマホの画面操作などから出発した分野ですが、今では、ユーザーが得る体験価値をデザインするひとつの視点となっています。
Web画面のデザインやゲーム操作のビジュアルデザインを指すことが一般的ですが、自動車のナビ画面や操作類、家電製品のタッチパネルや道具類の指の配置に沿った形状への応用など、商品デザインにも幅広く求められる概念です。
一般的に認知されているUI/UXデザイナーは、ゲームやWeb業界でのGUI(Graphic User Interface)デザイナーを指しますが、プロダクトに於けるUI/UXは、それらを含む工業製品や商品そのものを媒体とみなし、道具と人との接点全体をUIと捉え、その商品がもたらす体験価値をUXと捉えています。

【空間作法領域】卒業生 中間 彩乃 / コメント

STORES.jpでデザイナーをしています。
WEBデザイン〜コーディング、効果測定〜改善など、幅広くサービスに関わっています。世の中にあるたくさんの素敵なアイテムや作家さん・職人さんたちに、インターネットの力で手助けしたり協力することができたらと考えています。

必要な能力 TOP5

技術力 追及心 行動力 継続力 発想力
社交性 協調性 客観性 几帳面 責任感
向上心 主体性 柔軟性 計画性 自制心

学生作品

大学で努力すべきこと

  • 人と商品を繋ぐ接点を観察し、無意識の人の行為を理解する
  • 色や形に繋がる、人間工学や認知科学、行動心理学などを学ぶ
  • 新しい技術や表現にアンテナを張り、関連する情報を集める

人と商品を繋ぐ接点を観察し、無意識の人の行為を理解する

UI/UXデザインは、人とモノの接点にフォーカスした視点で「モノ」や「空間」「情報」を考えることです。人が何気なく、つい無意識にしてしまう行為の中に、大切な行動原理や人間の習性、快適さに繋がるデザインのヒントが隠されています。人を中心とした「行為(作法)」を見つめることで、人に寄り添ったアイデアやカタチ、色を発想することに繋がり、それが優れたUIやUXを実現することになります。プロダクトデザイン分野に於けるUI/UXは、デジタル/バーチャルなものばかりでは無く、物理的な表示や操作スイッチ、手や目に触れるフォルム自体なども対象となり、人との接触が必要な殆どの商品にはUI/UXが共存しているとも言えます。

色や形に繋がる、人間工学や認知科学、行動心理学などを学ぶ

人間の行動を支配しているのは、意識だけではありません。規則や習慣といった後天的・人為的に刷り込まれるものもありますが、本能や直感、或いは身体的構造などの制約や生理的な欲求など、無意識な行為によって人は動き、感じます。身体的制約に沿った動きを考える為の人間工学や、何気なく行う仕草や行動から、その背景にある心理を考える行動心理学など、人を知ることが大切です。デザインは感覚的な表現と思われがちですが、「美しい」「気持ちいい」と感じる心理も、脳の機能など人が持つ特性から生まれているとも言えます。何を表現するべきかを定めるプロセスでは常にロジカルな思考があり、工学的な視点でもモノを見ることが求められる場面があります。

新しい技術や表現にアンテナを張り、関連する情報を集める

デザインを進化させるものには様々な要因があります。裏付けとなる新しい技術…取り分けデジタル技術の発展に伴い、インターフェースは劇的な変化を遂げました。これからも更に変化していくことも予想されます。新しいUXを達成する上で新しいUIを実現するための要素のひとつが、最新の技術や表現手法です。デジタルな物ばかりが良い訳ではなく、その時代にマッチした表現かどうかを判断する嗅覚の様なものを養うことが大切です。収集したトピックや情報、画像や考え方、自分には無かった考え方などをスクラップブックの様に蓄積していくなど、データベース化をする習慣をつけることが抽斗を増やすことに繋がり、アウトプットのクオリティを向上させます。

UI・UXデザイナーになるためには

名古屋造形大学の授業では、先ほど述べた"大学で努力すべきこと"に繋がる課題設定と指導をしています。
また、関連業界企業へのインターンシップの紹介や斡旋、業態に向けたポートフォリオ作成の指導、業界の状況や知り置くべき知識などをキャリア支援センターと協力しながらフォローしています。上述の通り、従来の概念ではデジタル/グラフィック要素も強いため、メディア/グラフィックデザインの専門性の方が近い場合もあり、領域間での連携をとることも可能です。