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キャリア・就職

画家


絵を描き、ギャラリーや百貨店などで作品展示、販売を行う仕事です。アナログの場合、使用する材料や手法によって、主に日本画家と洋画家に分かれています。近年はデジタルで制作を行なうこともあり、イラストレーターを兼業している人も多くいます。

【美術表現領域】濱田樹里 教授

1973年 インドネシア生まれ
1992年 愛知県立旭丘高等学校美術科卒業
1997年 愛知県立芸術大学美術学部日本画専攻卒業(卒業制作買い上げ賞/桑原賞)
1999年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了(修了制作買い上げ賞)
2000年 愛知県立芸術大学大学院研修生修了
2010年 名古屋市芸術奨励賞新人賞
2012年 第5回東山魁夷記念日経日本画大賞展大賞
2012年 第28回名古屋市文化事業団芸術創造賞
2013年 愛知県芸術文化選奨文化新人賞

私自身は日本画という分野で発表をしていますが、自分の表現を作り出す上で様々な分野を研究してきました。
高校は美術科を卒業しており、そこでは日本画・洋画・彫刻・デザインすべてを学びました。どの分野にも興味を持ち熱心に学んだ記憶があります。洋画や彫刻が得意でしたので、当時の先生方は私が日本画を専攻するとは思わなかったかもしれません。しかし、海外生まれの私は自分のルーツを求める分野に興味を持ち、今後のテーマに繋がると考え日本画の道を選びました。
大学では日本画の古典から現代までの表現を研究しました。アトリエで人一倍制作を行う毎日でした。先生方の作家活動をされる姿勢が刺激になったこと思い出します。同時に学芸員と教員の資格も取りました。
大学を卒業した後は、毎年たくさんの制作発表を行ってきました。個展を開催し自分の世界を外部に発信したり、グループ展へ出品し沢山の作家と交流したりする毎日を繰り返し、制作活動を続けています。展覧会では、作品をコレクションしていただいた方とお会いする機会もありますし、講演会やワークショップなどを行い芸術活動の広がりをつくる機会もあります。海外で作家と交流したり、展覧会を行ったりすることも多いです。
そのように、自身の絵画作品を通して様々な経験を重ねていくことが『画家』としての自身の姿を見つけることになります。

皆さんも大学を卒業後は様々な仕事をし、作家活動を行っていくことになると思いますが、日々の制作の積み重ねが画家やアーティストになっていくに繋がっていきます。そのための有意義な大学生活を、ぜひ私たちと共に送っていきましょう。

必要な能力 TOP5

技術力 追及心 行動力 継続力 発想力
社交性 協調性 客観性 几帳面 責任感
向上心 主体性 柔軟性 計画性 自制心

在学生作品(日本画)

大学で身に付けるべき能力

  • 基本を大切にしつつ、自分の道を行く
  • 制作を続け、人生を豊かにする
  • 発表の場を持ち、感動を持つ

基本を大切にしつつ、自分の道を行く

作家として活動していくには、日々の時間の中で自分を見つめることが必要です。大切にすること、その時間を積み重ねる事が作家としての支えになります。大学では1年次から基礎を学び、描くことや造ること、観ること、考える事を養います。描写力をつけて様々な表現の可能性を自分の中に見つける事も重要です。また画材を使用する技法を習得することは、将来の作家活動の幅を見出すことにつながります。基本を大切にし、自身の活動を継続するために様々な作品の展開や継続し続けることが大切です。

制作を続け、人生を豊かにする

大学生活では様々な出会いと経験をすることとなるでしょう。もちろん、卒業後も作家活動を続けながら何を見出していくかを模索する日々が続くと思います。小さなことでも感情豊かに受け入れることは自分の感性を養います。作家として作品を制作することは自身を振り返り見つめていくことだとも言えます。日々の時間のなかで、制作へ向かうことが人生を豊かにすることとなっていきます。

発表の場を持ち、感動を持つ

感動を持つことは、すべてに繋がります。自分の感動が作品となり、鑑賞者へ伝わるのです。鑑賞者は作品と出逢うことによって感動を受ける、作家はそれを表現し発表の場をもつことが大切です。作品を制作し、展覧会を開催することは様々な準備も必要です。展覧会会場の確保、展示作業や案内状を作成したり、ギャラリートークを行ったり、ワークショップを開催したりします。作家は作品を通じ、鑑賞者が芸術と繋がる感動を伝えるために様々な活動を行います。

画家になるためには

授業では、学内のギャラリー展示を行います。作品を完成させること、そしてどのような展示の展覧会にするのかなど指導をしていきます。作品についての考えをまとめ、ギャラリートークを行い、講評会を開催します。さらに学外での展示は授業でも行うほか、画廊での企画展覧会などへ出品するなど作家としての第一歩を支えます。また 現在活躍している作家をゲストに講演会を開き様々な将来の活動についてのディスカッションを行い具体的な作家としての在り方について学びます。