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雑貨デザイナー


実は、雑貨デザイナーという肩書、職種はほとんどありません。家具、テーブルウェア、キッチン用品、ステーショナリー、キャラクター商品などなど、携わるジャンルは多岐にわたり、大きい括りでは製品をデザインする職種なので、一種のプロダクトデザイナーと言ったほうが良いかもしれません。
雑貨・日用品のデザインは、変な言い方をすれば、こんなモノまでいる?という様な飽和状態にあります。なので、デザインする時も「美しい」「機能的な」デザインは当然ながら、その製品が生まれてきたプロセスや、どう生活シーンに影響するかなど、「ストーリー」がとても大切になります。その一方で、ぱっと見の「ファーストインプレッション」で、いかにして手にとってもらえる製品にするか?も大切になります。

【空間作法領域】鈴木光太 教授 / コメント

私がイタリアのデザイン事務所で働いていた時は、徹底的にモノ自体のたたずまいなどの美しさを、一削りごとに模型で検証しながらカタチを出したりして、誰がみても、美しい、カッコいいモノを目指して、とことんこだわり抜いてデザインしていました。手に取りたくなるカタチでなければ、「ストーリー」さえ見てもらえないので、「ストーリー」と「ファーストインプレッション」の両立が必要になります。

必要な能力 TOP5

技術力 追及心 行動力 継続力 発想力
社交性 協調性 客観性 几帳面 責任感
向上心 主体性 柔軟性 計画性 自制心

学生作品(真鍮アクセサリー)

大学で努力すべきこと

  • 日常を観察する
  • 様々な素材に触れる
  • 考える前につくる

日常を観察する

普段、当たり前と思ってしまうような何気ない行為でも、実は不自然でおかしな行為は意外に多いです。そんな日常に潜んでいる、見過ごしてしまっている様々な"生活の違和感"に気付くことが、まずデザインをする大切なポイントです。デザインを通して、私たちの生活をより良くしていくことが、雑貨を作る上で必要な視点となります。

様々な素材に触れる

人間を模範したロボットに触覚を与えようとしても、軟らかいものや小さなものをつかむことは難しいそうです。それほどに人間の触覚は、目では確認できないわずかな凹凸も感じるほど物凄く繊細な作りになっています。ですので、様々な質感に触れることで、そのモノの質感や重量をリアルな体験としてデザインに反映させることができます。

考える前につくる

立体物のデザインは、平面ではありませんので、頭の中で考えて紙の上でスケッチするだけでは、良いデザインに落とし込みづらいです。ですので、スケッチではなく、最初から粘土であったり3Dのソフトウェア上でモデルリングすることが必要不可欠になります。
実際に立体を作り、見ながら考えることで、ダイレクトに造形やサイズ感などを把握しやすく、デザインの完成度を高め、より良いものに仕上げる判断がしやすくなります。

雑貨デザイナーになるためには

デザインは作って完成したら終わりの世界ではありません。消費者であるユーザーに使ってもらうことで、初めてその真価が問われます。
ですので、作った後に使ってみるという一連の流れを体験してみることが大切です。

本学の授業の課題に関しても同じで、単に作るだけでなく、作った成果物を作った自分たちで使うことにより、デザインしたモノの良さや問題点等を身を持って経験できるような、実務に近いリアリティのある課題設定をしています。
キャリア支援はもちろんですが、ツクリテとしての「意志」と「責任」を持てるようにサポートしていきます。