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CGクリエイター


3D(3次元)のコンピューターグラフィックスを用いて映像を制作する仕事で、ゲームやアニメ、ディズニーやピクサーの映画やテレビなどで広く親しまれるものを作る仕事です。皆さんが普段目にしている映画やゲームの3DCG映像は、非常に多くの工程を経て完成します。コンセプトを元にキャラクターや背景の形状をデザインするモデリング、キャラクターに関節を作り動かすための仕込みを行うリギング、動きをつけるアニメーション、カメラワークを決めるレイアウト、爆発や光の効果をつけるエフェクト、照明、レンダリングなど、職種は多岐にわたります。多くのCG制作会社は、これらの工程をセクションで分業しているところが多いです。
工程によって様々な技術が要求され、いろんなソフトウェアを使いこなしていきますが、モデリングやアニメーションなど特定の分野に特化して作業していくスペシャリスト型の人もいれば、すべての工程をオールマイティーに手掛けるジェネラリスト型の人もいます。
自分の得意な分野だけを極めていくのも一つの方法ですが、仕事はチームワークですので、すべての工程をある程度は理解している必要があります。
近年は広告やCM、建築図面、産業商品など多岐にわたるデザイン業界でも使用されています。機材やソフトウェアの精度の向上と情報化社会の関係で、非常に需要が高まっている業界です。

【映像文学領域】吉川隆之 准教授/ コメント

私はスクエアエニックスを中心に、ゲーム会社とアニメ制作会社でキャラクターや背景のモデリング等を20年程行い、世界中の人々に楽しんでもらえるようなコンテンツ制作に尽力しました。
一緒にCGの世界に飛び込んでみましょう!

必要な能力 TOP5

技術力 追及心 行動力 継続力 発想力
社交性 協調性 客観性 几帳面 責任感
向上心 主体性 柔軟性 計画性 自制心

学生作品

大学で努力すべきこと

  • 存在そのものへの探求心を養い、観察する
  • 必要な知識とツールに精通し、共感する作品を制作する
  • 仲間と協力し自身の能力で組織に貢献する

存在そのものへの探求心を養い、観察する

3DCGは最終的な制作物は画面上の映像(平面)で表現されますが、扱うデータは立体です。平面的な画面で見た際の「格好よさ」「美しさ」とコンピューター上の空間に存在する為の「整合性」の両方を要求されます。この世に存在するものを再現するための物理法則や自然現象、あらゆる世界の掟を理解したうえで、それを自身の頭を体と通して「格好よく」「美しく」再構築する能力が要求されます。例え架空のキャラクターのモデリングをするときでも、実在の生き物の骨や筋肉を観察しますし、アニメーションをつける為には生き物の動きを、エフェクトを作る為には物が壊れる瞬間や炎や水しぶきを参考にします。現実で目にするものは全てCG制作の参考になります。

必要な知識とツールに精通し、共感する作品を制作する

コンピュータ―内に世界を置き換える仕事なのでPCの知識が必須になります。その為に様々な3DCGツールの習得を行います。複雑なツールの多岐にわたる機能を駆使することによって、自分の頭の中に描いた世界をPCのモニター上に再構築するための知識とスキルを養います。
そして、習得した知識とスキルを使い制作した作品を、人に見せて共感してもらうことも重要です。共感により、作品は商品としての価値が生まれます。

仲間と協力し自身の能力で組織に貢献する

エンターテインメントは高度な産業で、一つの作品には多くの人が関わり、様々な意見や利権をぶつけながら最良と思う成果物を世に送り出します。様々な能力を持った人が集まり、推敲を重ねるからこそ多様な世界や価値観が生まれ、多くの人々に共感を与え、愛される作品が生み出されます。自身の意見を持ち、仲間の意見を尊重する意識。チームの一員として作品のクオリティを担う意識と責任感を養います。
ですので、まずはたくさんの人と話しをし、多様な人の考え方を聞き出しましょう。
大学にはいろんな先生や学生がいます。学ぶジャンルが違うとは言えど、物を作るという点で共感を持つこともあれば、自分が考えつかない斬新な考え方をする人もいます。人の考え方を受け止めて自分の感性を豊かにしていけるのが大学で学ぶメリットの一つです。

CGクリエイターになるためには

高度技能職ですので高校卒業後何らかの教育を受けた後に、企業に就職したりフリーランスで仕事を請け負うケースが一般的です。

本学の映像文学領域は「物語」を通して作品と向き合う領域です。3DCGの能力を用いて「物語」を紡ぎ、世界中の人々の幸福に貢献できる人材を養います。
また、情報表現領域は、ゲームや映像だけではなく、動体センサを使ったインタラクティブな体験型コンテンツ、VRやAR技術を使ったコンテンツ、Vtuber、建築のウォークスルーコンテンツや、自動車の運転体験シミュレーションなどを制作する特殊な機材をそろえています。

どちらの領域も、殆どの学生が未経験からのスタートとなりますので、事前の能力は問いません。4年間という時間が君たちの味方です。やる気と何色にも染まれる素直な心を武器に目標をもって挑んで下さい。教員もクリエイティブにまつわる様々なジャンルの経験者が集まっており、さらに言うとお話が大好きな人たちですので、アドバイスを求めればたくさんの手段を提示してくれるはずです。