朝から名古屋に移動。
名古屋市文化振興財団へ。
ここで、審査の仕事があり、その後、同朋学園名古屋キャンパスへ移動。
キャンパスでは「選挙に行こう」というキャンペーン。
おもてなし武将隊も来ている。
学園本部の会議があり、終了後に図書館へ。
トランペットのファミリー、親戚一同が勢揃い。
こんなに種類あるんだ〜!
その後、1時間半ほど待ち時間があったので、本を読んだ。
クレンペラーに関する本を二冊。
「クレンペラーとの対話」を読み始めた。
これが非常に面白い。
オットー・クレンペラーは1885年に生まれ、1973年に亡くなったユダヤ系ドイツ人指揮者で、ストラヴィンスキーやシェーンベルクとも親交があり、ベルリンのクロールオペラの監督時には当時の現代音楽を積極的に採り入れたことでも知られている。マーラーとは親交があり大きな影響を受けた。音楽キャリアのスタートもマーラーの推薦によるものだ。
クレンペラーはマーラーの交響曲第7番の初演に立ち会ったが、彼のニュー・フィルハーモニア管弦楽団との録音は、(彼が指揮者としてのマーラーの演奏について述べた記述を考えても)とてもマーラーがこのように演奏したとは思えないほど極端に遅いテンポだ(ただ、非常に魅力的で一聴の価値がある)。そのあたりも興味深い。
彼が述べているところによると、指揮者としてのマーラーの演奏は本当に素晴らしかったようだ。今では想像しか出来ないが、どんな演奏だったのか思いを巡らせるだけでも面白い。
クレンペラーの遺した録音では、私は特にモーツァルトとハイドンの交響曲が素晴らしいと思う。各声部が明確に分かり、ポリフォニックな構造がクッキリと浮かび上がってくる。
一時間ほどで半分ほど読んでしまった。
外を見るとすっかりと暮れかかっている。
名古屋へ移動して、忘年会。
今日は一軒目で帰ろうと固い決心をしていたのだが、お声がかかると瞬時に決心は崩れ去った。
深夜バスで帰宅することとなった。