1月24日(日)晴れ

先週の時点では、この週末は吹雪となり「天気が荒れる」との予報だったが、ラッキーなことに、昨日少しパラリときただけで、今日は晴れている。
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子どもの頃、将来は淡路との間に「夢の架け橋」が架けられるという話を聞いたことがあったが「本当かな?」という思いで聞いていた気がする。新幹線が「夢の超特急」と言われていた時代だ。叶う夢もあるんだね!?
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朝早めにホテルを出てバスで北野に向かった。
実家のすぐ近く、通っていた小学校や中学校からさほど遠くない所を観光バスで通過した。街並みは変わってしまったが、子どもの頃の自分がその辺りに居るような不思議な感覚を持った。未来の年取った自分がバスの窓から見ていたことを私は忘れてしまったのだろうか…

今日は天気は良いのだが、風が強いので、予定していた再度山(ふたたびさん)にゴンドラで上りハーブ園で色んな体験をするというプランが中止。午後に予定していた北野異人館の散策を前倒しにして時間を多めに取ることなった。

さて、北野の”異人館”を訪問するのは初めてだ。
昔は”洋館”がそこかしこに夥しい数あったように記憶している。廃墟になりかけている建物も沢山あり「修復できないものかなぁ…」と思いながらスケッチをしていたことを思い出す。

歩いていると「KITANO CIRCUS」の看板が…
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ここは今はアルゼンチンタンゴのダンスサロン&カフェになっているようだが、かつては現代アートのギャラリーだった。

私が学部生のころだから35年ほど前、後に大学院でお世話になる榎倉康二さんの展覧会を見に来たことがある。その時、榎倉さんに初めてお目にかかったと記憶している。

当時は新しい建物だったが、時の流れを感じる。まだ、若々しかった榎倉さんが 50代前半で急逝されるなど思ってもみなかった。榎倉さんが亡くなって20年が過ぎてしまった。
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異人館。
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何かテーマパークの建物のよう。中の展示もちょっとどうかな〜、と思う。
こうでもして観光地化しないと維持できないのは判るが、明らかに昔の方が趣があった。何か違う方法ないのかな..

坂の先に神戸市役所が見える。旧庁舎は地震で6階部分が崩壊し、後に5階以上を撤去して整備し直した。
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2時間ほど散策して、今度はバスで南京町へ。
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ここは昔からあったわけではなく、1980年代頃に中華街として整備されたものだ。ここのカフェで美味しいコーヒーが飲めるので楽しみにしていたのだが、大丸の地下で買い物をしてしまい時間が無くなってしまった。

鯉川筋から北を見ると錨山(いかりやま)が見える。
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夜になると隣の市章山の市章とともにライトアップされる。
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あっという間に”観光客”としての神戸観光は終わり、バスで名古屋に向かって出発。
なかなか楽しい旅だった。