午前中は所用であちこち移動。
今日は本当に本格的な夏の天気、しかも湿度も高く本当に蒸し暑い。
今夜は愛知県津島市で行われる天王祭の宵祭(よいまつり)が行われる。
学校法人同朋学園の三大学(同朋大学・名古屋音楽大学・名古屋造形大学)は去る6月5日、津島市との間で包括的な連携協定の締結に合意し、協定調印式を行った。
今後、様々な分野での結びつきを強めて行くこととなる。
本日(宵祭)と明日(朝祭)行われる天王祭は600年の歴史を持つと言われている祭りで、津島武士の戦勝記念、津島神社の神事に端を発するなど、様々な説がある。天王川を400個あまりの提灯を掲げた”まきわら船”5艘が列をなしてゆっくりと進む情景は荘厳そのものだとか…
市長や知事の挨拶のあと懇親会が行われ、その後、移動。
周辺は出店がたくさん出て賑わっている。
天王川(と言っても池のようになっているところ)に向かって降りて行くと、池を取り囲むように桟敷が設けられていて、その周辺にも出店がたくさん出ている。
池の中程にある中之島には特設ステージが設けられており、そこから花火が上がり始めた。
花火が頭のほとんど真上近いところで炸裂するので、ものすごい音と光と煙、それにこんな破片が(時には火が付いたまま)バラバラと落ちてくる。
そして微かに神楽の音が聞こえてくると、松林の向こうに”まきわら船の”灯りがちらちらと見えてきた。
まきわら船の掲げる提灯には今でも和蝋燭(わろうそく)が使われており、風が強いと燃えることもあるとか。今夜もこのうちの一艘で提灯が燃える事態が発生したが、見事な手さばきで延焼が防がれた。
和蝋燭は非常に高価なもので、それを一艘当たり400個あまりも使うということは相当の負担になる。それをこれだけ長く続けて来られた背景には有力者だけではなく、地元の人たちが力を合わせて支えてきたということだろう。
厳かな天王祭宵祭を堪能し、午後10時に観覧舟は桟敷に戻った。