今日は秋らしい清々しい天気だった。
気温は昨日までと比べるとかなり涼しく、風もさらりとして心地よい。
朝10時に大学へ。
まずは溜まった書類に目を通しハンコを押すいつもの仕事から。
午前11時にはお客様がいらっしゃった。
今日はデジタルメディアデザインコースの渡邊敏之先生によるワークショップがあり、それをご覧になるためにお越しになった方々だ。
渡邊先生のワークショップには「医療現場で役立つやさしいデジタルデザインとイラストレーション表現ワークシップ」という少し長い名前が付いている。
これは渡邊先生が科研費を得て研究を進められている分野で、お医者様が病状や治療の方法などについて、患者さんやご家族の方に分かり易く説明するためのデザインツールを開発されているのだ。
医学分野の専門家の方々とのコラボレーションにより、3年間にわたる研究はちょうど中間地点に差し掛かっているところだ。
今日は研究成果の社会還元・普及のための事業として、高校生の方々を対象にワークシップを行う。
まずは、今、先生が進めている研究内容を映像を使いながら紹介し、医療分野でのデザインについての解説を行う。
ワークショップでは、単純化やデフォルメによって特徴が伝わりやすい絵を作る方法について渡邊先生が解説し、実際に制作してみるという内容だ。
私は、残念ながら所用で最初だけしか拝見できなかったが、難しい医学的なことがらも分かり易く解説していただき、渡邊先生がやろうとされていることが良く理解できた。きっと、参加されている皆さんも興味深く話を聴かれたことと思う。
ちなみに本日、医師薬学専門調査班専門委員としていらっしゃった平井みどり先生は神戸大学大学院医学研究科の教授で、大学附属病院の薬剤部部長でもある。
実は、この病院の前身である兵庫県立病院で私は生まれたのだ。そして、生後しばらく経って大手術を受けたのもこの病院だ。
先生も神戸のご出身で、地元話にしばらく花が咲いた。県立病院が「けんびょう」という略称=愛称で呼ばれていたことも懐かしく思い出した。
さて、その後はワークショップ会場をあとにして、しばらく所用のため学外に出た。
今日は幾つか所用が重なってしまい、残念ながらパスさせていただいたところもあった。
大学を出る際に少し模擬店を見て回った。
今日は階段上の表示が”芸術祭2日目”となっている。
同窓会のテントでは小さなグッズや洒落た切り絵が売られていた。
明日は針金細工の方がいらっしゃるそうだ。
こちらでは毎年評判となる”窯焼きピザ”、その後ろでは陶芸部のお店が開かれている。
午後の少し遅い時間に大学にもどり、しばらくは事務仕事。
一段落して外に出ると、すでに模擬店群は夜の装いとなっていた。
そうそう、ちょっと気恥ずかしいのだが、”学長とウニ展”というのが開かれている。
大学の玄関にほど近い掲示板の中の展示なのだが、うちの愛猫”ウニ”と私の似顔絵が展示されている。
何人かの学生さんが企画し、応募された作品が展示されているのだが、ウニの特徴もよく捉えられているし、私も(ちょっとイケメン過ぎるが)よく似ていると思う。
さて、明日はいよいよ芸術祭も最終日だ。
きっと、大いに盛り上がることと思う。
楽しみだ!