4月24日(水)雨

今日はかなりまとまった雨が降った。
朝、9時に出校。
幾つか仕事をしているうちにお昼の時間。

今日は… あれっ?? 写真が消えている。
仕方がないから言葉で説明すると…
今日の日替わりランチはちょっと不思議なランチだった。
シーフードシチューにコロッケサラダ、それにご飯と味噌汁という組み合わせ。
シチューには薄焼きの食パンが二切れのせてある。

何か面白い組み合わせだ。
シチューとパンとサラダは分かる。味噌汁とご飯もセットだと思う。でも、この2セットが合わさることは普通考えにくい。
正直、何をおかずにご飯を食べればいいのか迷った。
いやー、面白いランチだった。
味は、シチューがちょっと塩っぱかったけど美味しかった。

午後からは、愛知芸術文化センターの一室で愛知トリエンナーレの参与会議。
実は桃花台からのバスがこの時間帯は非常に少なく、栄に停車するバスは丸一時間無い。その結果、会議に数分遅れる見込みとなり、その旨を事前に連絡しておいた。

実は、メンバーの方々の注意を引かずに会議室に入りひっそりと着席したいと考えていた。ところが、開始時間に2分くらい遅れて着いたら、受付の方が「ご案内いたします」と先導してくれた。その結果、”ひっそり”ではない感じで入室し、皆さんの間をすり抜け、部屋の一番奥の席で芸術監督の五十嵐太郎さんとほぼ対面する席に座ることとなった。
平気な顔はしていたが、内心冷や汗たらり。
どんな事情があっても遅刻はするもんじゃない。

さて、会議が終わり吹き降りの中を徒歩で画廊を回り、傘も役に立たず濡れ鼠になって歩いていて、ふとコートを会議室に忘れてきたことに気が付いた。
このところ、コートやマフラー、それに手袋を忘れることが多い。ちょっと脳が心配だ。

コートを忘れたことに気が付いた時にちょうど大学から携帯に連絡が入り、愛知芸術文化センターの方から大学にご連絡いただいたとか。恥ずかしい限りだ。再び愛知芸術文化センターに戻り、コートを受け取ってから名古屋ドーム矢田駅へ。
ここで降りて、名古屋市民ギャラリー矢田に行った。

市民ギャラリー矢田では、5月2日から6日まで、愛知県の芸術系5大学の作家によるメディア系の展覧会「大名古屋電脳博覧会」が開催される。そのための設営を名古屋造形大学の外山貴彦准教授が行っているので、その様子を見に行った。

広い空間にこれから何かが始まろうとしている緊張感が漂っていた。大変な作業だと思うが、外山先生と学生さんたちがここで何を始めるのか楽しみだ。

その後、ギャラリーを出ると人の波が!

その中に紛れてあれよあれよという間に、隣の名古屋ドームの方に追いやられ、

気が付いたら観客席に座っていた。人の波というものは恐ろしいものだ。

そして、野球を観戦することになった。不思議なことにポケットには前売り券が入っていたのだ。それにラジオとイヤフォンまで…

これなら、まるで野球を見に来るついでに名古屋市民ギャラリー矢田に寄ったらたまたま外山先生が搬入していたというように勘違いされてしまいそうだ。

9時半頃に試合は終了。オアシス21から高速バスに乗り帰宅。

実は私はタイガース・ファンだ。
子供のころは父が熱烈なジャイアンツ・ファンだったので、私もジャイアンツ・ファンだった、というより、ジャイアンツしか知らなかった。

高校時代はそれほど野球には興味が無く、ジャイアンツの選手は少し知っていたが、江夏全盛時代のタイガースはほとんど知らない。今から思えば残念なことだ。

高校を卒業して上京したら、回りがジャイアンツ・ファンばかりだったので癪に障り、意図的にタイガース・ファンになった。
そのころから、ジャイアンツの自己中心的な姿勢が鼻につき、その後、かなりのアンチ・ジャイアンツになってしまった。
「常勝巨人軍」とか「ジャイアンツが強くなきゃ野球は面白くないよね」なんて言葉が大嫌い。何様だと言いたい。

しかし、選手や監督個人は決して嫌いじゃない。むしろ、良いプレーをすると「敵ながらあっぱれ!」と感心する。
そういう意味では、やたら応援するだけの野球ファンには少し違和感がある。敵味方に関わらず良いプレーは見たいし、評価したい。

チームとしての「ジャイアンツ」は嫌いだが、他のチームは決して嫌いではない。ドラゴンズも嫌いじゃない。ジャイアンツのV10を阻止したチームとして尊敬している。ドラゴンズがジャイアンツと優勝争いをしているときは、タイガース戦でドラゴンズを応援したこともあるくらいだ。もちろん、その時タイガースは優勝に全く遠い位置にいたが…

「タイガースの今世紀中の優勝は無い」と言われていた1985年に、タイガースは神宮球場でリーグ優勝を決めたが、私はその場に居た。当時アルバイトをしていた美術研究所の同僚や教え子と交代で並び、チケットをゲットした。優勝の瞬間はそこら中の人と抱き合った。

タイガースのことになるとついつい力が入ってしまうが、今日は2年ぶりの試合観戦で、しかも滅多に経験したことのない名古屋ドームでの勝ち試合とあって、心地良い余韻に包まれて眠りに就くことができそうだ。