6月27日(水)晴れ

午前9時に出勤、学長室で執務の後、入試委員会。

お昼はざるそば定食。400円
すごいでしょ! ご飯が付いてくる。
炭水化物だらけ… でもグッとくる。

美味しかったけど、ご飯が残ってしまった。
ラップをもらっておにぎり。
後で美味しくいただきました。

4限目はスーパーレクチャー。
今日はあいちトリエンナーレ芸術監督の五十嵐太郎さん登場。

五十嵐太郎芸術監督を紹介する高北幸矢名古屋造形大学前学長

会場は大盛況、学生のほか学外からも大勢の聴講者が訪れた。

国内外のビエンナーレやトリエンナーレなどのお話から来年開催予定のあいちトリエンナーレ2013まで、話は実に盛りだくさん。学生も最後まで熱心に聴いていた。
あいちトリエンナーレ2013のテーマは「揺れる大地 – われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活 Awakening – Where Are We Standing? – Earth, Memory and Resurrection」
揺れる大地はもちろん、東日本大震災のことも指しているが、同時に激しく揺れる社会情勢、政治状況などのことも念頭にあって考えられた言葉だと思う。五十嵐さんはゴーギャンの有名な絵画のタイトル「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」を引き合いに出しながら「当たり前だと思っていた根拠を失い、既成の枠組みが変動するとき、自らが踏みしめる大地=アイデンティティがどうなっているかを確認する必要があります」と述べられている。そして「われわれはどこに立っているのか」という今回のテーマが生まれたということだ。
この「揺れる大地に相当する部分の英単語が Awakening となっているところに実は大きな意味があると思う。つまり決して単なる「揺れる」ではなく「呼び起こされ、目覚める」ということだ。ここに今回のあいちトリエンナーレに込めた五十嵐芸術監督の思いが込められているように感じる。