6月13日(水)晴れ

神戸は結構涼しい。
朝、高知に向けて出発。

あらためて見ると、私の生まれ育ったところは結構風光明媚なところだ。
大阪平野の西の果て、海と山が接するところだ。

一の谷を抜けると播磨の国、明石海峡大橋も見えてくる。

車中の音楽はまずプロコフィエフの組曲「ロメオとジュリエット」、演奏は音楽三昧。これはいつ聴いても”ほぐれる”。
私は最近になって知った俄かファンなので、もし間違っていたら勘弁願いたいのだが、音楽三昧は1984年に結成された古楽器とモダン楽器の混成グループで当初は5名編成。フルート、トラヴェルソ、リコーダー奏者の田中潤一氏が2010年に急逝されたあと、4名で再結成された(?) ということなのだが、詳しい情報が無い。

この編成でショスタコーヴィチの交響曲第5番をやるのだから驚き! 無謀だと思うのが当然だが、それがさにあらず。田崎瑞博氏の素晴らしい編曲によって全く別の様相を持って生まれ変わっている。一瞬も退屈なところが無い。そして思わず笑みが出てしまうところがあちこちに。

思い立って、スマホからラヴェルの2枚組のCDを注文した。届くのが楽しみだ。

高知では進学相談会のスタッフとして訪れる高校生や受験生の方々の質問をお受けし、大学の説明を行う。
久々の入試広報活動だが、受験生の方々の生の声に触れることは非常に重要だと思う。また、高校の先生や塾の講師の方々の質問や大学への要望をお伺いすることも大切なこと。学長になってからは機会は非常に少なくなったが、それでも出来る限り続けたいと思う。

会場は”かるぽーと”

相談会のあとは、高知の先生方や他大学の入試課の方々と懇談。美味しいものをいただきながら、今後の美術教育のあり方などについて真剣な会話が行われる。

二次会では関西の大学の方々と、お互いに体験を語り合いながら情報交換を行った。実はこのようなやり取りが本当に重要なのだ。話の中で幾つものヒントが見つかる。お互いに切磋琢磨しましょう! と別れたのは真夜中。

若い人たちはこのあとラーメン屋を探しに夜の町に消えて行った。

おやすみ!