7月22日(水)雨

ほとんど一日雨が降り続いた。
湿度も大変高く、蒸気の中で生きているような感じ。

朝はかなり強い雨。
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お昼前に少し止んだが、それでもドンヨリとした天気。
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今日の日替わりメニュー。
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豚肉しょうが焼き、イイね!
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夏はスタミナ付けて乗り切らなくっちゃ!!

午後はギャラリーをいくつか回った。

まず、L Gallery の「浅井真理子 × 渡辺えつこ」。
渡辺さんは数年前にデュッセルドルフから帰国、現在は武蔵野美術大学の講師をしながら作家活動を続けている。
彼女はドイツ在住30年、つまり人生の半分以上をドイツで過ごしたこととなる。デュッセルドルフのクンストアカデミーではゲルハルト・リヒターの学生だった。

デュッセルドルフに居たときから親しくさせていただいていて、今回も我が家に泊まっていただき、夜遅くまで話し込んだが、いや、出てくる話の面白いこと!世界でもトップクラスのすごいアーティストの普段知ることの出来ない面を色々と見てこられた方なので、絶対に他では聴けない話が次から次へと出てくる。

また、アートに対する見方も非常にハッキリしていて、日本の美大の先生にはあまり居ないだろうと思われるタイプ、非常に貴重な存在だ。

ドイツ時代の油彩と帰国後の水彩が展示されていたが、やはり、ドイツ作品と日本作品では空気が変わっているように思われる。もちろん、画風は一貫しているのだが、以前の作品は明らかにドイツっぽいように感じる。
浅井真理子さんの作品も大変面白く、良い展覧会を観たと思う。

浅井真理子 × 渡辺えつこ
2015.7.18 (土) – 8.16 (日) 13:00-20:00
L gallery
名古屋市名東区本郷1-43
The Apartment LiF F-1
tel:052-774-5599
HP:http://L gallery.jp

次に noivoi で開催中の”鈴木雅明・大杉好弘 二人展 -framing-“を観た。
鈴木氏は名古屋造形大学の卒業生、大杉氏は現在非常勤講師をされていて、お二人とも着々とキャリアを積んでいる若手作家だ。

二人の絵は画風が違うと言えば全く違うのだが、妙に響き合うところがある。それを本人たちも意識し合っているのか、小品がランダムに混ざって展示されている壁面が、それぞれの特質を際立たせながら調和していて、壁面全体として大変面白い展示となっている。
また、最近の鈴木氏の画風の変化もちょっと気になる(いい意味で)…

鈴木雅明・大杉好弘 二人展 -framing-
2015.7.14(火)― 7.26(日) 11:00-18:00
名古屋市天白区弥生が岡 107-1
tel:052-836-2058
HP:http://noivoi.com/index.html

次に名古屋市民ギャラリー矢田へ。
名古屋造形大学の美術4年次合同前期修了展が開かれている。
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先生方による講評も行われていて、少し緊張感が感じられる。
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ものすごい制作数の学生が何人かいるが、それが面白い。単純に”量産すればいい”とは言いがたいが、それでも、それだけ作品数があるということは言うまでも無くモチベーションが高いわけで、自ずと作品はハッキリしてくる。これは大事なことで、数を重ねる毎にもやもやしたモノの中から現れてくるのだ、その人の本質が!

前に見たふたつの展覧会から比べると、さすがに作家は”言い切っている”ところが全然違う。ただ、この4年生の中から確実に一人二人は制作を続けて作家になれるのではないかという感触を得た。非常に嬉しいことだ。

その後、名古屋キャンパスに寄ってから自宅に戻り、桃花台バス停へ。
暮れかけている上に雨も降り続いていて、何とも暗い夕暮れ。
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強い降りの中を名古屋へ。
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遅い時間からの約束。
ちょっとヤバイ雰囲気の(でもちゃんとした)タイ料理屋さんで美味しいものを食べて帰宅。
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雨がずっと降り続いた一日だった。