加治屋 弘樹スタジオ
スタジオ教員:加治屋 弘樹
情報表現領域
現代において「ネットワーク」とは、あらゆる情報・物などの “つながり” を意味しています。インターネットが普及し、あらゆる存在がネットワークにつながることが可能になったことで、デザインの中心的な役割は物の意匠から“つながり”、つまり関係を構想することに変化しつつあると考えます。
スタジオでは、WebデザインやGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)デザインを手法の中心とし、情報とコミュニケーションについて学びます。しかし、これらの手法をディスプレイ上での利用に限定することなく、情報と物、さらには自然とのつながりまで拡張して構想することを「ネットワークデザイン」と定義し、新しい表現への応用を探究します。
具体的には、インターフェイスデザインツール、プログラミング、マイコンとセンサー、デジタルファブリケーション機器、生成AIの活用など、多岐にわたる技術を学生の表現テーマにあわせて教員と協働しながら横断的に学ぶことができます。これにより、各個人が学んだ技術を学生間で共有することで、スタジオ全体で作品の完成度を高めていきます。
技術力を向上させるとともに、技術を取り巻く課題に問いを持ち、批評性を持った表現にもアプローチしていくことで、既成の概念に捉われない“つながり”を構想する発想力を身につけることを目指すスタジオです。
スタジオでは、WebデザインやGUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)デザインを手法の中心とし、情報とコミュニケーションについて学びます。しかし、これらの手法をディスプレイ上での利用に限定することなく、情報と物、さらには自然とのつながりまで拡張して構想することを「ネットワークデザイン」と定義し、新しい表現への応用を探究します。
具体的には、インターフェイスデザインツール、プログラミング、マイコンとセンサー、デジタルファブリケーション機器、生成AIの活用など、多岐にわたる技術を学生の表現テーマにあわせて教員と協働しながら横断的に学ぶことができます。これにより、各個人が学んだ技術を学生間で共有することで、スタジオ全体で作品の完成度を高めていきます。
技術力を向上させるとともに、技術を取り巻く課題に問いを持ち、批評性を持った表現にもアプローチしていくことで、既成の概念に捉われない“つながり”を構想する発想力を身につけることを目指すスタジオです。
キーワード
- Webデザイン
- GUIデザイン
- デザインエンジニアリング
- ネットワークデザイン
授業内容
2年後期 | コンピュータとインターネットの一般化により、デザインにおいてもエンジニア的な視点が求められることがあります。生成 AI を活用する技術やプログラミング技術を身に付け、複合的な視点からデザインを理解する能力を養います。 |
3年前期 | 教員と協働して個人やグループ単位で作品のテーマや研究課題を設定し、作品のプロトタイプを制作して発表します。プロトタイプ制作を経て明らかになった問題を中心にデザインや表現についての理解を深めます。 |
3年後期 | プロトタイプで得たフィードバックをもとに、作品・研究を改善して完成度を高めていきます。社会での運用可能性も視野に含め、検討を重ね、試行錯誤しながら完成を目指します。 |
4年 | これまで学び、研究した内容をもとに、集大成となる卒業制作を行います。 |
学生作品紹介
私立探偵備忘録 ~ピユーヴルの館~
ノベルゲームの開発には既存のサービスを用いることが多いですが、懐中時計型の専用入力デバイスと web ブラウザを連携させる必要があったため、フルスクラッチでゲームシステムを開発しています。複数の技術について、知識を広めることでオリジナルの表現を追求することができます。
星座クリエイター
オリジナルの星座を作成して共有することができる作品です。web の技術を応用してセンサーやプロジェクターなどと組み合わせることでインタラクティブコンテンツを制作することができます。
デジタルとアナログの特性を活かした新しい文字入力装置の制作
デジタルメディア上で文字によるコミュニケーションを行う場合、一般的には OS に組み込まれた画一的な文字入力システムが利用されます。しかし、その点に違和感を感じ、利用者のタイピングに関する個性や癖をデジタルメディア上でどのように表現できるかを考察した作品です。
Past and Future.
体験者の心拍のリズムをセンサーで検知して、マイコンで制御された複数の計の秒針がその心拍のリズムをもとに動き、その音で空間を満たします。制作にデジタルファブリケーション機器を用いることで立体物を制作することができます。
将来目指す職業
スタジオを目指す学生に対してのメッセージ
いま機能するものではなく、いつか機能するかもしれないと想像させてくれる作品に魅力を感じます。
そんな作品を共に追求していく、学生さんに集まって欲しいと思っています。
そんな作品を共に追求していく、学生さんに集まって欲しいと思っています。