グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



受験生サイト

ホーム >  受験生サイト >  試験内容 >  鉛筆デッサン >  領域別 デッサン評価ポイント

領域別 デッサン評価ポイント


美術表現領域

個々のモチーフの丁寧な描写と全体を表現する構図の安定感が大きな評価ポイントです。
丁寧な描写については、そのモチーフの特徴を捉え、質感まで詳細に描写する事が大切です。野菜などの自然物であれば美しい形と表情の細やかさ、生き生きとした描写が必要です。
瓶などのガラス質の場合は、透明感と硬質感をしっかり描き、他の素材との違いを明確にすることです。箱などの立体物は正確な形と構造感、パッケージのロゴなどがあるならば、怠らず描きこむ姿勢と素直に描き切ることが大切です。ひとつひとつのモチーフの存在感を大切にし、画面に広がる空間を意識し、モチーフが響き合うように表現された完成度の高い作品は高い評価が得られます。また、描写表現が豊かであることと、自身の感覚を大切に描いていることも重要です。

美術表現領域 デッサン参考作品

美術表現領域 デッサン参考作品

美術表現領域 デッサン参考作品

美術表現領域 デッサン参考作品


視覚表現領域

デッサンの評価ポイントは構図、形の正確さ、質感、固有色の描き分けなど多岐にわたりますが、特に入試ではモチーフの配置と構図が重要になります。
画用紙の限られたスペースを無駄なく活用し、インパクトの強いデッサンを心がけてください。モチーフの配置としては主役になるモチーフを中心に周りを配置し、色の濃いモチーフと薄いモチーフを交互に配置することでメリハリのあるデッサンになります。描写のポイントはとにかく主役モチーフと手前にくるモチーフをしっかり描きましょう。そうすることで、手前と奥の距離感を表現することができます。

視覚表現領域 デッサン参考作品

視覚表現領域 デッサン参考作品

視覚表現領域 デッサン参考作品


地域建築領域

地域建築領域における卓上デッサンでは、絵画的な美しさや細部の描写よりも、対象を「構成」や「空間」として理解し、それを視覚的に表現する能力が重視されます。
建築は、個々の建物が周囲と関係し合い、空間を形成します。卓上デッサンでも、モチーフ単体だけでなく、その配置、光と影が織りなす空間性、そして背景との繋がりが生み出す「群景」としてのまとまりを見ることが重要です。モチーフ間の距離感や奥行き、それぞれの素材感が空間にどう影響しているかなど、要素間の関係性を多角的に捉え、表現することで、建築的思考力や空間認識能力を示せるでしょう。

地域建築領域 デッサン参考作品

地域建築領域 デッサン参考作品

地域建築領域 デッサン参考作品

地域建築領域 デッサン参考作品


空間作法領域

空間作法領域では、プロダクトデザインでアイデアを製品として表現するときやインテリアデザインで空間パースを描くとき、またグラフィックデザインの基礎としてデッサン力を必要とします。そのため正確な形状の描写と素材の表現力、そして空間バランスを表すモチーフ構成力やその陰影等の立体感が重視されます。よってまずはモチーフの形と素材感をよく観察し、形の崩れが無いことそして光の反射や色彩、陰影の状態を丁寧に描出してください。そのうえで文字や細部のディテール描写表現も評価されます。

空間作法領域 デッサン参考作品

空間作法領域 デッサン参考作品

空間作法領域 デッサン参考作品

空間作法領域 デッサン参考作品


情報表現領域

さまざまなメディアを扱う領域として、どこまでモチーフに興味関心を持ち、丹念に細部まで観察し、描写できるか。具体的には、明暗、色、プロポーション、質、パース、立体感、空間表現、台の水平感などの基本要素が「正確に」おさえられているかを評価のポイントとする。モチーフの配置は、オーソドックスな配置でも、それぞれのプロポーションや質感などの特徴や、モチーフ同士の関係性が描けているものが一定以上の評価を得ている。今後は、上記の基本はおさえた上で、美しい光の設定などそこにさらに個性を感じることができる作品に期待したい。

情報表現領域 デッサン参考作品

情報表現領域 デッサン参考作品

情報表現領域 デッサン参考作品

情報表現領域 デッサン参考作品