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ホーム >  TOPICS >  名古屋造形大学は、2022年4月に名古屋市・名城2丁目へ移転しました! >  仮囲いペイントプロジェクト インタビュー

仮囲いペイントプロジェクト インタビュー



仮囲いペイントプロジェクトとは

2021年8月、名城公園キャンパスの建設もいよいよ4階のスタジオフロアの工事に入り、全体像が見え始めました。
移転半年前になり、名古屋造形大学のこの地への移転ムードを盛り上げ、また、この地域の方々へアピールすべく、このプロジェクトは立ち上がりました。「建設現場の仮囲いに移転への思いを描こう!」と有志を募ったところ、さまざまな分野の在学生たちが手を挙げ、このプロジェクトに参加してくれました。
このページでは、プロジェクトの制作真っ最中に、参加者の一部のみなさんにご協力頂いたインタビューをご紹介します!

【仮囲いペイントプロジェクトのテーマ】
「共に生きる」

【制作期間】
2021年8月25日(水)~9月2日(木)

【参加人数】
個人:6名
2グループ:7名
合計:13名


【担当教員】
伊藤豊嗣・江津匡士・佐藤克久・三輪布巳子・原 游


畔栁 美羽さん

映像文学領域[ 1年 ]

ー 仮囲いペイントプロジェクトに参加したきっかけは?
以前から大きい壁面に描いてみたいと言う気持ちがあり、この貴重な機会にやらないと言う選択肢は無い!と参加を決めました。


ー 普段は制作以外で絵を描いたりしますか?
水彩を使用し描いています。分野としてはグラフィックデザインを学んで行きたいと思っています。


ー この図案のテーマは?
もともと鳥が好きなのもあるんですが、先日飼っていたオウムが亡くなってしまい、その事もあって鳥を描こうと決めました。遠くから見ても綺麗に色が映えるよう図案を考え、塗るだけではなくスプレーでぼかしながら描写しました。


ー 制作の中で大変だった事はありますか?
鳥は自然物なので、塗料のままの色ではなく混色し、生き生きしている感じを出さなければいけなかった事です。


ー 参加してみてどうでしたか?
垂直に反り立っている物に描く事が初体験だったので楽しかったです。
また、道を通りがかった方々が写真を撮ってくださったり、話しかけて図案や大学について聞いてくれたりして、街なかでの制作ならではの経験ができました。
(このインタビュー中にも、話しかけてくださる方がいらっしゃいました。)


ー 名城キャンパスを目の前にしてどうですか?
実際の建設現場に来てみて、2022年からここで制作できるのが楽しみになりました。


曾根 麻鈴さん

美術表現領域[ 2年 ]

ー 仮囲いペイントプロジェクトに参加したきっかけは?
友人が参加する事を知り、自分もやってみたい!と思ったからです。このような条件で、しかも無料で描けるなんてお得だな〜と参加を決めました。


ー 普段この大きさの制作をする事はありますか?
最近大学で陶芸を始め、割と大きい作品を制作しているのでいける!と臨みました。


ー この図案のテーマは?
現在通っている小牧キャンパスには自然が多く、陶芸室の近くにあるスモモの木から実を摘んで食べたりしています。そんな素敵な自然を名城キャンパスにも持っていきたいなと思いこの図案にしました。そのスモモの木はかなり大きく、小牧キャンパスで昔からずっとみんなに愛されてきたのだろうなと言う点も、仮囲いペイントプロジェクトの「共に生きる」と言うテーマに合っていると感じました。


ー 制作の中で大変だった事はありますか?
どんな素材に、どんな塗料で描くのかわからなかったので、試し描きが出来なかった事です。塗料においては触った事がない物だったので、制作中に垂れてきたり、混色が濁ってしまったりで大変でした。また、急ピッチでの制作だったので、自分の制作時間の確保にも苦労しました。周りの人達は下絵からのトレースが大変そうでした。


ー 名城キャンパスを目の前にしてどうですか?
ガラス張りのキャンパスと言う事で、制作が少し恥ずかしいかもしれません(笑)ただ、このプロジェクトの制作期間に建設現場に来てみて、実際にこのキャンパスで制作するイメージが湧き安心しました。通うのが楽しみです!


臼井 海乃さん

情報表現領域[ 2年 ]

ー 仮囲いペイントプロジェクトに参加したきっかけは?
プロジェクトの「共に生きる」と言うテーマや詳細を読んだ途端にデザインの構想が頭に浮かんだので、参加しなきゃ!と思いました。ただ、絵を描くのって、サイズが大きければ大きいほど難しいと思うので、ひとりでできるかな?と言う不安はありました。それでもどうしても描きたかったので参加を決めました。


ー 普段は制作以外で絵を描いたりしますか?
デジタル、アナログ共に描きます。現在は情報表現領域で3DCGを学んでいますが、高3のときに日本画を勉強していて、もともとそちらの方向へ進むつもりでいました。


ー この図案のテーマは?
「一蓮托生」と言う言葉があって、極楽浄土の同じ蓮の花の上に生まれ変わること、行動や運命をともにすること、って言う意味なんですが、「共に生きる」と言うテーマからその言葉を発想し、蓮の花を描きたいと思いました。


ー 制作の中で大変だった事はありますか?
気温が高かったことです。グラデーションを試みようと思ったのですが、思った以上に乾きが早く、メディウムも全く意味がありませんでした(笑)グラデーションはテクスチャ風に方向転換しました。


ー 名城キャンパスを目の前にしてどうですか?
個人的に、名古屋城が近所にある事がすごくテンションが上がります!いま目の前にスターバックスが見えているんですけど、アクセスや周辺環境も便利になるな〜と思います。栄にも歩いて行けるし、小牧キャンパスとは違ったキャンパスライフが過ごせると思います。


植田 夢多さん & 小笠原 彩乃さん

イラストレーションデザインコース
コミックイラストレーションゼミ[ 4年 ]

ー 仮囲いペイントプロジェクトに参加したきっかけは?
植田さん:4年生になり就職活動等で忙しいのですが、昨年はコロナ禍で学校行事に関わる事がほとんど叶わなかったので、この機会に爪痕を残したかったからです。
小笠原さん:先生に声をかけられ、やってみようと思ったからです。


ー 普段はアナログ制作派?デジタル制作派?
植田さん&小笠原さん:デジタルです!仮囲いペイントプロジェクトはアナログ制作でしたが、とても楽しかったです。


ー この図案のテーマは?
植田さん:自由に制作して良いとの事だったので、自分の“好き”を詰め込みました!構成としてはコミックイラストレーションゼミ所属と言う事もあり、キャラクターを2人入れ合作するかたちにしました。


ー 制作の中で大変だった事はありますか?
植田さん:アナログ制作をほぼ経験した事が無く、全部予想外でした(笑)気温が高かったので塗料が乾くのが早く、作業していくには有難かったのですが、混色のストックが難しかったです。また、周りの方の制作を見ていて、塗るのが上手いな〜と思いました。私は水を混ぜる分量が掴めなくて・・・。普段アナログ制作をしている方の図案は仕上がりも綺麗だなと感じました。
小笠原さん:たくさんの色数を使用したので、色をいちいち変えて描く事が大変でした。


ー 名城キャンパスを目の前にしてどうですか?
植田さん&小笠原さん:自分達は名城キャンパスに通う事なく卒業してしまうので、良いな〜!って(笑)
小笠原さん:名城キャンパスが自宅からとても近いので・・・悔しいですね。
植田さん:コンビニが近いのも最高!名古屋城が近いのも良いですよね。


ー 半年後に卒業を控えてどうですか?
植田さん:就職先募集中です!(笑)
小笠原さん:私は卒業後に教師を目指します。資格を取得して、高校の美術・デザインの先生になり担任を持ちたいです!教育実習もとっても楽しかったので。


参加者のみなさん、インタビューのご協力ありがとうございました!
今回インタビューでご紹介頂いた仮囲いの図案はほんの一部です。
在学生のみなさんが尽力し制作した仮囲いペイント完成図を見に、是非名城キャンパス建設現場まで足を運んでみてくださいね!