製品開発 永田明里さん
今はどんな仕事をしているの?
プラスチックのブロー成形メーカーで、自社ブランド「ame」の制作開発を行っています。全てハンドメイドで、主にうつわやアクセサリーなどの製品を制作しており、上司と私の二人の部署ということもあって、比較的自由にやらせていただいています。一応制作開発の部署なのですが、総合的にモノづくりに携わっている仕事ですね。
大学時代の経験で何か活かされていることはありますか?
技術面はもちろんなのですが、物作りに向き合う姿勢ですね。デザイナーは、絶対にこれをつくったらオッケーという世界ではないので、良い面も悪い面も考えなければならないんです。心の中ではいいじゃん!と思っていても、これをもっと工夫したら使いやすいだろうなとか、もっとこうしたら可愛くなるだろうなっていう、多方面の見方をしなければいけない。そういうところをポジティヴに考えられる姿勢。
あと、イラストとか絵とか、平面で考えるだけじゃなくて、一回手を動かして作ってみて、意外とここが大変かも、良いかもって、実際に試作できるのがすごく良い経験になりました。二次元から三次元に起こしたら、急に上手くいかないって、割とあるんです。また、そういう時に、自分以外の目線を持つ人に意見を聞かないといけなくて。そうして必然的に多くの人と関わることになり、コミュニケーション力もあがりました。今の会社で他の部署の人達に説明したり、話しを伺ったりする面でのスキルも、大学時代に身に付いたんだと思います。
あと、イラストとか絵とか、平面で考えるだけじゃなくて、一回手を動かして作ってみて、意外とここが大変かも、良いかもって、実際に試作できるのがすごく良い経験になりました。二次元から三次元に起こしたら、急に上手くいかないって、割とあるんです。また、そういう時に、自分以外の目線を持つ人に意見を聞かないといけなくて。そうして必然的に多くの人と関わることになり、コミュニケーション力もあがりました。今の会社で他の部署の人達に説明したり、話しを伺ったりする面でのスキルも、大学時代に身に付いたんだと思います。
大学に入って、考え方も姿勢も、たくさん学べたんですね。
そうですね!たくさんのことを、自ら発信できるようになりました。
ひとつひとつの物事に自分の楽しみを見つけて、取り組めるようになってきました。先生とか周りの人の意見に耳を傾けて、思考的にいろんなことをマイナスに捉えるんじゃなくて、こういう考え方もあるのかってプラスに考えていく。私は元々マイナスに考えてしまうタイプだったんですけど、プラスに変わって、それから色んなことが楽しくなりました。
ひとつひとつの物事に自分の楽しみを見つけて、取り組めるようになってきました。先生とか周りの人の意見に耳を傾けて、思考的にいろんなことをマイナスに捉えるんじゃなくて、こういう考え方もあるのかってプラスに考えていく。私は元々マイナスに考えてしまうタイプだったんですけど、プラスに変わって、それから色んなことが楽しくなりました。
逆に、大学時代もう少しこうしたかったなっていう、反省点はありますか?
コミュニケーションはしっかりとれ、同級生、他コースの学生、先生たちとも話せていたのですが、技術面は、平均値くらいだったかなって思っています。一年生で習う基礎的なところで、仕事を普通にこなす分には事足りるのですが、授業外とかでも、スケッチの描き方一つでも、講師の先生たちからもっと吸収できればよかったかなって。
あとは、学外活動ですね。一応クリエイターズマーケットなど、出したことはあるんですけど、もうちょっと自分のプライドを持って販売に携わるべきでした。価格帯とか、ディスプレイとか、出店してから会場で反省していましたね(笑)なんでこんなレベルで出そうと思ったんだ~って。
今も出店したい気持ちはあるんですが、大学みたいに制作工房などあまりないので、自主制作は中々できないんですよ…大学のありがたみを感じます。でも、会社での仕事を優先したい気持ちもしっかりあるので、しばらくは会社で頑張ります。
あとは、学外活動ですね。一応クリエイターズマーケットなど、出したことはあるんですけど、もうちょっと自分のプライドを持って販売に携わるべきでした。価格帯とか、ディスプレイとか、出店してから会場で反省していましたね(笑)なんでこんなレベルで出そうと思ったんだ~って。
今も出店したい気持ちはあるんですが、大学みたいに制作工房などあまりないので、自主制作は中々できないんですよ…大学のありがたみを感じます。でも、会社での仕事を優先したい気持ちもしっかりあるので、しばらくは会社で頑張ります。
最後に、高校生へメッセージを!
頑張れよ~!!って言いたいんですけど、そういってもあんまり聞いてもらえない気がするので…(笑)趣味は?とか好きなものは?って聞かれた時に、恥ずかしがらずに堂々と言える何かを、一つ持ってほしいです。生活の中に、これ良いな!って自分が感じるもの何も持っていないのに、人に気に入ってもらえるものは作れないと思うんですよね。
その為に、「楽しいな~」「あっこれ可愛いね」「なんだこの魅力は!」というような、瞬発的な、一瞬の心のときめきを、目に見えない心の動きを大切にしてください。あんまり周りにわかってもらえなくても、それをうまく作品に落とし込めたら、自分自身の生活に色味が与えられて、モチベーションが上がったりするので。
その為に、「楽しいな~」「あっこれ可愛いね」「なんだこの魅力は!」というような、瞬発的な、一瞬の心のときめきを、目に見えない心の動きを大切にしてください。あんまり周りにわかってもらえなくても、それをうまく作品に落とし込めたら、自分自身の生活に色味が与えられて、モチベーションが上がったりするので。