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空垣れいだ先生


Profile

空垣れいだ先生作品

空垣れいだ
マンガコース 卒業

なぜ美大に、そして名古屋造形大学に進学したのですか?

高校は普通科の進学校だったので、先生にも「今まで勉強してきたのに、勿体ない!」みたいなことは言われたんですけど、でも昔からマンガが好きで、小学校3年生ぐらいの時にチャオを読んでから「マンガ家になりたいな」って憧れるようになり、高校2年生の頃から「絶対マンガ家になりたい!」って思っていたので、それだったら普通の学校に言っても意味がないなと、マンガの為の進路に進むことに決めました。
それで、色んなマンガが学べる学校のオープンキャンパスに通い、一番合っていたのが名古屋造形だったんです。大学なので、ちゃんと普通の授業もあるので、両親も納得してくれました。

高校まではマンガを描いていましたか?

マンガ教室に週1で通っていました。習い事みたいな形です。あとは、マンガ創作部という部活に入って、年に5回冊子を発行していました。でも運動もしたくて、登山部も兼部していました(笑)

受験対策はどうされていましたか?

AO入試で受験することを決めていたので、夏休みは朝4時とかに起きて、人物のポーズ集に載っているポーズをすべて描いてみようってチャレンジしたり、小説を読んでマンガにしてみようとか、入学前から入試対策を含めて沢山マンガを描く練習をしていましたね。今思うと、すごい熱量でした(笑)

入学してみて、マンガコースはどうでしたか?

高校は普通の学校だったので、絵が好きでマンガやアニメの好きな人ってそんな沢山いなかったんですけど、名古屋造形のマンガコースは、やっぱりみんなマンガが好きな人たちが集まっているんです。しかも、みんな絵が上手い。学校の一部にしかいなかった層の人達が集結している感じなので、私ももっと頑張らなきゃなって思いました。

好きなマンガ家さんはいますか?

『ちゃお』に載っている作品は全般好きだったんですけど、マンガ家さんを個人として認識してなくて、はっきりこの人が好きだ!って自覚したのは、池山田剛先生でした。中学校2年生ぐらいの時です。当時読んだとき、先生の描く話がとても新鮮に感じて、キャラクターが良いなって思ったのは初めてでした。

デビューされた時のエピソードを教えて下さい。

高校3年生の10月に作品が掲載され、デビューしました。受賞した時は踊ってしまいそうなぐらい嬉しかったです!(笑)ですが、デビューが決まりましたって担当さんからの連絡を見たのが、バイト先だったんですよ。だから誰にも言えなくて、家に帰ってすぐにお母さんとお父さんに報告しました。

実際に自分の作品が載った雑誌を読んで、どう思いましたか?

それが…実は、読めていないんです。デビューが決まったっていう連絡がきてから2週間後に販売されるんですけど、その2週間の間に「もっとああすれば良かった。」「ここは今ならこうするのに!」って後悔しちゃって…。でも、読者の皆さんから「読んだよ!」「このキャラクター好き!」というメッセージはすごく励みになるので、感想を頂けるのは本当に嬉しいです。

デビューまでの道のりを教えて下さい。

2年生の4月ぐらいに、デザートの出張編集部が大学に来たんです。その時に担当さんに就いて頂けて、それで1年間ぐらいかけ作品を制作し、デビューしました。
担当さんとのやりとりは、まず私がマンガの内容を思い浮かべて、ちゃんと組み立て終わってから見せるようにしています。そうすると「このキャラクターでこのセリフはおかしいからもっとこうした方が良いよ。」とか「これだと少女漫画というかスポーツ漫画になってるよ。」って、担当さんが方向性を定めてくださり、デビューまで一緒に描き進めました。

マンガの魅力を教えて下さい。

人それぞれの持つ悪いところや個性的なところを、ダメっていうレッテルを貼るんじゃなく、描き方次第で面白可笑しい作品に消化する事ができるんです。色んな面を見せてあげることで、そのキャラクターのことを好きになってもらえる。それがマンガの魅力だと思います。そう読者の皆さんにも感じてもらえるよう、これからも全てのキャラクターに愛をこめて制作を頑張っていきたいです。

マンガのアイディアはどう浮かぶのですか?

歩いてる時とか、全然違うことをしてる時に、ふと何か1フレーズ、キャラクターを象徴するようなセリフや気持ちが浮かぶんです。それが一番最初のマンガの元になって、そこに合わせてシチュエーションを考え、肉付けしていくように描いています。

マンガ家に向いている人はどんな人だと思いますか?

週刊連載をやってみて思うのが、ある程度心に余裕を持って挑める人が向いていますね(笑)良い意味でおおらか、悪い意味で大雑把なところは、多少なり必要かもしれません。私自身かなり雑な性格なんですけど、そんな人間でもしんどくてたまらなくなる時がある。そんな時は「これは趣味じゃない、れっきとした仕事だ。」と思ってやっています。修正指示が来た時も、もちろん自分の主義に反する事はしないですけど、そっちの方が面白くなるのであれば、やる。まぁ、やるしかないっすよ、締め切りは来るんで(笑)私の場合はそんな気持ちで仕事をこなしています。

恋愛モノを中心に描かれていますが、シチュエーションなどは自分の経験を参考にするのですか?想像ですか?

シチュエーションとか男の子がこんなことしてくれるっていうものは「あるはハズないない(笑)」って思いながら描いています。壁ドンとか、そんなことされたことないですけど、されたらいいな~って(笑)でも、キャラクターが抱く感情は理解していないと描けないので、自分が本当に感じたことのある気持ちを参考にしていますね。

読者さんに伝えたいことなどはありますか?

私の場合は、メッセージ性が強すぎるのではなく、この女の子のこの表情が可愛いとか、この首の角度がエロいとか、そういうポイントを感じとって頂ければ嬉しいですね。キャラクターの良さとか私なりのツボを、一番時間をかけて描いているので、そこが伝わるといいなと思います。

学生時代、もっとこうしておけばよかったと思うことは何ですか?

ほんとうに…絵は上手いにこしたことはないです。よく先生が「絵は描いていたら上手くなる。」って言われるんですけど、それを「好きなものだけ描いていればいい!」って解釈したら、ダメ。そういう意味ではないんです。好きな絵だけ描いてても、苦手なポーズとか角度とかは描けないまま。私は鉛筆で描くのが楽しくて、ついつい鉛筆ばっかり使っちゃうんですけど、そのせいでペン入れが苦手なんですね。他にも襟を描くのが苦手だったり、画面の構成が平坦であんまり奥行を描けなかったり、そうやって少しずつ自分の苦手を自覚して、どうしたら上手くなるのかを考えて、ちゃんと対策しないとダメだなって、少し前に気付きました。遅かったかもしれないですけど、そこに気付くことができたので、今から頑張ろうと思います。

卒業制作作品について教えて下さい。

5月ぐらいに載った読み切りと、1月に載る作品と、新作BL作品を冊子にして展示しました。展示したオリジナル作品は、これからもコミティアとかにも持って行けたらいいなと考えています。

今後どう活動されるのですか?

デザート作家さんのアシスタントとアルバイトをしながら、読み切りを掲載できるようマンガ制作を続けていきます。今までのアシスタント業務はアナログで描いて郵送していたんですけど、次の仕事からはデジタルで制作しているので、在宅しながらデータのやり取りを行う形になります。

目標はありますか?

デザートの場合は、まずは読み切り作品が何回か掲載されて、そのあと読み切りのオムニバスの掲載、最終的に連載を持つというのが決まった流れなんです。なのでまずその流れに沿って頑張っていけたら良いかな。
もっと先の最終的な目標は、私のマンガがメディア化した時に、大泉洋さんに是非声優をやってほしいです(笑)めちゃくちゃ大好きな俳優さんなんです。