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卒業生紹介

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村主みづきさん


Profile

村主みづき

2015年 卒業
デザイナー
シンプルなテイストを作風としてイラストレーションを制作。
2018年 cafe DODOにてグループ展などに参加。

作品画像

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絵を描くことはいつから好きでしたか?

小さい頃から好きでした。昔は、お母さんお父さんの似顔絵とか好きなキャラクターを描いて、小学校になるとオリジナルキャラクターのちょっとした四コマとか、絵本みたいなものとか作るようになって…高学年になったら、動物を描いたり調味料を擬人化してみたり、だんだん描くものがレベルアップしていきました(笑)美味しそうな食べ物の絵が描いてある色鉛筆の描き方本を買って「こんな絵を私も描いてみたい!」と思い、模写みたいなこともしていました。

デザインをやりたいなと思ったのはいつですか?

中学校に上がった時に音楽にも興味を持ち始め、CDジャケットとかフライヤーを見てその辺りからデザインを意識するようになりました。イラストレーションからこうやってデザインに発展していくんだなって何となく分かるようになり、「これは誰が作ってるんだろう?」と調べて、デザイナーやアートディレクターの仕事を知りました。こんなことを将来やっていけたらいいな…と、徐々に考えるようになりました。
小学校の頃やっていたことは、もう高校生になった時はしていなくて、カッコいいフライヤーを収集していました(笑)まだデザインは出来ないので、作れない代わりに見ることを楽しんでいた感じです。デザインばっかり載ってる本を買って読むのも、好きでした。

高校では美術やデザインを学んでいましたか?

普通科です。しかも美術の授業は一切なかったんです。そもそも選択肢として高校で美術を真剣に学ぶっていうことを考えていなくて…。なので、入試の為に画塾へ通いました。

美大に進学を決めた時、反対はされませんでしたか?

両親は、結構前から私が進学するなら美術やデザインの大学だろうなって予想してくれていたみたいで(笑)むしろとても応援してくれました。なので、色んな学校のオープンキャンパスにも通って、ちゃんと大学を比べることが出来ました。元々お父さんが絵を描くことが好きだったので、それもあって反対されなかったのかな、とも思います。

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専門学校への進学などは考えなかったのですか?

専門学校は考えていなかったです。たった2年…それだけで他の人と並ぶ力を付けられる自信はなくて

なぜ名古屋造形大学を選んだのですか?

色んな学校のオープンキャンパスに行ってみて、先生たちが私たち学生を育てようとしてくれているのを一番強く感じたのが、名古屋造形でした。他大学に行ったときは、意見を押し付けられるようなことを言われて…それが私に合っていれば良かったかもですが、なんだか私のやりたいこととは違うかなと思ったんです。
あとは、学生作品展示の中に、私がやりたかったCDジャケットのデザイン課題を展示してあって「ここに来たらやりたいことが出来る!」と、名古屋造形に進学する事を決めました。

在学時代のことを教えて下さい。

少しリアルな線画で描くことが多かったです。ファッションも好きなので、ファッションスナップや雑誌の人物を観て描いていました。そこから、もっとデザインとして使いやすい絵にしてみようかなと、サラサラ感やシンプルさを大切に、今のような作風になりました。同級生は細かく描きこんだり装飾を付けたり、想像を働かせた絵を描く人が多かったんですけど、私はシンプルなのか好きなんです。面倒くさがりっていうのもあるかもしれません(笑)
ポスター制作の課題では、イラストじゃなくてコラージュでチャレンジしてみようとか、余白を活かしてみようとか、イラストを使わないこともやっていました。

デザイナーとして働いてみてどうでしたか?

楽しいなと思って頑張っていたことが、いざ仕事にすると楽しいだけじゃない。最初はそのギャップに苦労しました。これはデザインに携わる誰もが抱える悩みだと思いますが、自分の好きなように制作をするのが仕事ではなくて、依頼主であるクライアントの考えに寄り沿って作らないといけないんですよね。「目立てばいい」「わかればいい」っていうだけでデザイン性を求めない依頼もあります。個人的には、情報を得るだけのものよりも、ちょっと取っとこうかなって思うようなものの方が価値があると思うんですけど…難しいところですね。
それと、思っている以上に地味な作業も多い。急に楽しい事をやれるなんて事はなくて、私の場合それを地道にやっていった先に楽しさを見いだせた感じですね。
でもこの地味な作業が後々役立つことがすごく多いような気もします。

デザイナーとして意識することはありますか?

案を提案するときは、必ず何案か提案しています。
1つ目は今まで通りの変化のないもの、2つ目は劇的な変化はないけど少し変えたもの、3つ目はクライアントの提案に沿いつつも私なりに今っぽくした部分を盛り込んだもの。沢山案を作るのは大変ですけど、そうやって色んな案を提案するように心掛けていました。たまにですけど、3つ目が選ばれるとすごく嬉しかったです(笑)

どのような人が情報表現領域に向いていますか?

イラストも好きだけど、デザインも好きな人…ですかね。描くことが好きなだけじゃなくて、それを含めたデザインを学びたい人が良いと思います。デザインを積極的に学んだ方が、出来ることの幅が広がって、個性も出て面白くなるんじゃないかな。