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卒業生紹介

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呉々さん


Profile

呉々

2018年 卒業
在学中アプリゲームのキャラクターデザインや扉絵などを担当。雑誌への漫画掲載。kindleの小説の挿絵を一部担当。
現在ゲーム会社にてグラフィッカーとして勤務しつつ、イラストレーターとして活躍。

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絵を描くのはいつから好きなのですか?

父親が美術の教員なので、父の影響で小さい頃から絵を描くのが好きでした。
私の家は兄弟が多く、みんなで絵を描いて遊んでいたのを覚えています。

高校の頃、受験に向けてどのような勉強をしていましたか?

高校3年生の春から1年間デッサンを中心に勉強していたと思います。
私は名古屋造形大学にはAO入試で受験したのですが、時間制限がある中で課題として出された小説の一部や詩の挿絵を書くという受験内容だと知ってからは、同じ条件で時間制限を決めて一枚のイラストを仕上げることや、アイデア出しの練習、挿絵として魅力的な構図やモチーフは何なのかなど知るため、実際に店頭に並んでいるものや身近なものからインターネットで国内海外問わず良いと評価を得ているものを見ることなどをして、受験対策を行っていました

作品画像

名古屋造形大学に入って良かった!と思う点を教えて下さい。

洋書まで揃っている充実した図書館や、シルクスクリーンの機械などの学内の施設の利用が自由に出来たことなど、そういう環境的な面もあれば、他にも多々ありますが…私にとっては、卒業しても連絡を取り合える先生や、同じ絵の道を志す同級生や先輩後輩に出会えたことです。
月並みな回答ではありますが、とても幸せなことだと思っています。

授業はどうでしたか?

銅版印刷やフィギュア作りなど、イラストやデザインだけに留まらず、様々な物づくりを体験できたことが、授業内容としてとても印象に残っています。課題でCDジャケットやポスター作りをしていく中で、趣味の絵を描くときも、デザインとして使う前提で構図を決めるようになりました。そういった考え方も、授業を通して学んだことに強く影響を受けたと思います。
また、ディベート形式でそれぞれが作った課題について、クラス内で意見交換をする講評の場は、自分が今出来ることや何が足りないのかなど、人に意見を出してもらうことで見直すことができる良い機会になりました。

三輪スタジオはどうでしたか?なぜこのスタジオを選択しましたか?

デザインについて2年間学び、3年生からはスタジオを選択できると知ったとき、やはりやりたいことは「イラストを描くこと」だと思い、そして今まで以上にイラストを中心に学びたいという気持ちから、三輪スタジオを選択しました。私の代が一期生ということで、選択するときは不安もありましたが、楽しく、それでいてイラストレーターになった時のシュミレーションとしてキャラクターデザインや挿絵、背景イラストを制作するといった課題を先生にアドバイスをいただきながらこなしていく、充実した2年間を過ごすことが出来ました。

作品画像

在学時代から積極的に作品を制作していらっしゃいましたが、イラストレーター、作家として心掛けていることはありますか?

自分らしい表現にするにはどうすればいいかを考えながら、決められた規約と期限内に描くことを心がけていました。
また、仕事をいただいたときはいつも自分の出来ることの中で何を求められているのかを考え、そこから内容に合わせどう表現していくかを追求しながら制作しています。

人物の表情など、とても魅力的なのですが、描き方でこだわっている点など教えて下さい。

人物の造形を追うときには、ただ形を追うばかりではなく、骨の出っ張っているかたい部分や人体のやわらかさを残せたらな、と思って描いています。

今後はどのように活動していきたいですか?

まだまだ表現など手探り状態ですので、自分の絵とは何なのかを模索しつつ、東京で個展を開くなど積極的に活動していけたらいいなと思っています。

最後に、高校生へメッセージを!

たくさんのものに刺激を受けて、たくさんのものを知っていこうとすれば、それが思わぬところで役立つことって、本当にたくさんあると思います。普段は触れないものに触れてみるとか、行った事が無い場所に行ってみるとか、それらがパッチワークみたいに自分を構成する一部になる。面白そうだと思ったものはとりあえずやってみようとか、そういう風に行動していけばいいと思います。
是非、学生のうちから、たくさん良いものを見て、たくさんの良い体験をしてみてください。