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卒業生紹介

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imamura tomomiさん


Profile

imamura tomomiさん

Illustrator imamura tomomi

愛知を拠点にイラストを描いています。
密度の高いモノクロ線画と毒々カラーが得意。
2016年度 名古屋造形大学 メインビジュアル担当。

桃美会賞受賞

どのような作風を意識されていますか?

メルヘンとよく言われるのですが、私としては少女趣味な絵を描いています。おとぎ話に出てくるお姫様とか妖精とかではなくて…そういうのも嫌いじゃないんですけど、ぶりっ子な女の子とか、何となく内面的な要素も考えてしまいます。少女漫画のライバル的な女の子が好きなんです(笑)主人公の方が擦れてなくて純粋ではあるのですが、ライバルの子の方が実はすごく陰で努力していたりするじゃないですか。遊園地に行くときでも可愛い重視でヒールとか履いてくる女の子とか、すごく良いなと思います。

作品画像

今の作風を描き始めたのはいつからですか?

大学の卒業制作でモノクロで横長のペン画を描き始めたのが最初です。3~4年前ぐらいまではその画風でした。そこからコンペとかに出すようになり、色を付けて仕上げる描き方に変わりました。ですが、モノクロで画面いっぱいに描く人は多いので、今は他の描き方でより早く仕上げられる方法を模索しています。ここしばらく作品だと言えるほどのものを描けてはいないのですが、鉛筆で下絵を描き、PCに取り込んで、画面構成の後、鉛筆で主線入れをして、それをまた取り込みPCで色を付けて仕上げています。

アナログとデジタルの双方を利用しているんですね!目の描写をこだわっているとお聞きしました。

はい、目だけはアナログのものを必ず使っています。最初に描いた下描きの目の雰囲気が柔らかくて良いんですよね。

現在はどのような活動をされていますか?

特に明確な目標があるわけではないのですが、一度出したコンペの主催の方から定期的に連絡が来るので、内容を見て参加したいものに参加しています。
また、東京でアクセサリーを作っている雑貨ブランドの方から声を掛けて頂き、コラボさせていただいております。

最初に参加したコンペは、どのように参加されたのですか?

ギャラリーカフェで開催されていた年賀状イラストの公募なのですが、何も出さないよりかは何かに参加してみようと思い、調べて見つけたものに応募してみました。

名古屋造形大学はどういう学校だと思いますか?

学生を支援しようと頑張ってくださる先生が多い印象ですね。特に、絵を描く仕事である所謂イラストレーションというジャンルをやりたい学生は、進路に悩む人が多いので、そんな学生たちの意志を尊重しながらサポートしているのを感じます。

在学時代に心掛けた方が良い事はありますか?

技術的な事は学生はちゃんとやれていると思うので、私から言えることはないのです(笑)なので、敢えてあげるなら…コミュニケーションを図ること、ですかね。同級生や先輩後輩とどう付き合っていくか、先生とどう関わっていくのか、この辺りは個々の頑張り次第で大きく変わることなので、努力した方がいいんじゃないかなと思います。
あとは、仕上げた作品は残しておくべきですね。私はとても後悔しました(笑)やりきってしまうとその作品に興味が無くなってしまうのですが、残しておくと後々役に立つので、取っておいた方が良いですよ。

最後に、受験を考えている高校生にメッセージを!

他大学に通ったわけではないのではっきりと比較することはできないんですけど、環境がとても良い大学なんです。先生たちも学生のニーズにこたえる努力をしてくれている。やりたいことをやらせてあげよう、という姿勢が見える学校だと思います。