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卒業生紹介

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デザイナー 野呂翔子さん


名古屋造形大学を受験したきっかけを教えて下さい。

学費免除の制度(現 クリエイティブ奨学生制度)に興味を持ったのがきっかけです。ライフデザイン (元 プロダクトデザイン)を選択したのは、元々平面デザインもやりたいと思っていたのですが、名古屋造形大学に進学していた先輩から「先生も良いし、授業も楽しいよ!」ってお話を聞き、立体のデザインもやってみたいなと思い選びました。

1・2年生の授業はどうでしたか?

何となく先入観で、ものづくりって知識を学ぶ授業が多いのかなと思っていたのですが、実際は造形美を学ぶ実践的な授業が多かったです。毎週違う課題が出るので、授業に着いていくのに必死でした。最初は「この授業はいったい何の為になるんだろう?」と正直理由がわからないこともあったのですが、その授業が今になって本当に役立っています。
例えば…可愛い、メルヘン、かっこいい、重厚な、みずみずしい、など色んなワートがらモノの形を考えるキーワードフォルムという課題で、私は〝重厚な〝を選び、重い素材でオブジェみたいなビジュアルにして、友達は〝みずみずしい〝を選んで透明素材や樹脂を使ったものを提案しました。
それで、講評日にみんなの課題作品から最初に選んだキーワードを当てるのですが、やっぱりキーワードから外れてしまった場合って、他の人に伝わらないんです。伝えたいものを連想させるポイントの押さえ方とかを、学べたと思います。

課外活動などについて教えてください。

1年生の最後あたりに、フリーペーパーを制作するPARTNERっていう美大生の団体があって、先輩に誘われ入ったんです。全国で発刊されるので、作った後の達成感がすごかったり、違う大学の方々がたくさんいたり、東海支部とか関東支部とかものすごく規模が大きかったりと、とにかく学内でいるだけでは出会えない美大芸大の人たちと繋がれたことが良かったです。
エディトリアルとか文字組みとか、グラフィックデザインに関する知識を持ってる先輩たちだらけの場で、自分がそういう知識が少ないのが少し苦労したところで…まずちゃんと出来るようになろうと必死に頑張りました。
でも、PARTNERが在学中の時に打ち切りになってしまったんです。それでも、フリーペーパーを作る面白さや、”SHAKE ART!”など他の方々が作っているフリーペーパーの良さなどを知って、これからもフリーペーパーに関わることを続けていきたいなと思い、それで関西の只本屋というフリーペーパー専門店さんと仲良くするようになり、只本屋の暖簾分けしていただき、名古屋にオープンさせました。
こんな感じで、一個のことを始めたらどんどん連鎖して新しいことが学べて新しい繋がりができるんです、それが課外活動で得られたものだと思います。

只本屋 名古屋支部は今も活動しているのですか?

しているのですが、愛知のメンバーが大学4年生しかいないのと、メンバーが来年度から愛知県にいなくなってしまうので、今後続けて行くのが難しく…それなら一層のことちゃんと締め括ろうと、3月に暖簾を下ろすイベントを企画しました。大変ですけど、自分が頑張ってきたことの一つなのでしっかりやりきろうと思ったんです。

卒業制作作品について教えて下さい。

実家が農家で旬の無農薬野菜が採れるので、大学生で一人暮らしを始めるまでスーパーで野菜を買ったことがなかったんです。それで初めて買った野菜を食べてみたんですけど、予想以上に美味しくなくて…そのギャップに驚きました。なので、野菜を卒制のテーマにしたら面白いんじゃないかなと思い、旬野菜の美味しさを知ってもらえるような野菜カルチャースペースを作りました。スペースとはいっても、建築とか空間デザインを普段からする人の目線ではなくて、私が学んできた”ものづくり”ならではの視点で考えた空間デザインを目指した形です。

芸祭でも旬野菜の模擬店を出していましたね!

そうなんです。模擬店で実際に旬野菜の飲食物を提供してみることで、お客さんの反応をみたり、卒展に向けてデモンストレーション的なことができたり、空気感もわかったり、旬の野菜の美味しさを知っていただきたかったこともあり、やってみました。

在学生にもう少しこれをやっておけばよかった!と思うことはありますか?

デザイン会社はどうしても都市部に多いので、地方ではデザインという業種自体があまり浸透していないんです。なので始まった当初は、デザインを伝えながら仕事をしていきました。例えば「お店の看板を作ってほしい」と言われたら「じゃあロゴを作りませんか?」と提案し、ロゴを一緒に考えながら、お店の雰囲気やお店のターゲットや方向性などを一緒に生み出していくことを大切にしています。

卒業後について教えて下さい。

実家の農家を妹が継ぐ関係もあり、私の夢は”お店を持つこと”なんです。野菜を使った料理やデザートを提供できる場所を作りたいので、その為の知識を養いつつ、目指す目標に近いことができる会社に就職を決めました。東京が本社で、色んなコンセプトを持ったカフェをたくさん出していているのですが、チェーン店みたいな形ではなく、店舗ごとに雰囲気もテーマも異なるデザインがされているお店なんです。自分たちでデザインもキッチンを作るのも、施工もなんでもやるところで、私に合ってるんじゃないかな、楽しそうだなと思って、わくわくしています。

”ものづくり”をするのに向いている人はどんな人ですか?

「こんなのあったらいいな!」って思うものを自分の手で作ることが出来るジャンルなので、頭の中にあるものをカタチにしてみたい人ならば、誰でも楽しめると思います。みなさんが思っているよりも硬くなくて、同級生にも百均のグッズをデザインしてみたくて進学した学生もいますよ。

後輩や高校生にメッセージを!

考えた案をパソコン上のデータや文章、絵だけにするんじゃなくて、実際に立体物にすることができる。名古屋造形大学にはそういう環境があるのだから、それらをたくさん利用してみてください。やるなら、やってから後悔した方がいい。やらずに「難しそうだからやめよう」とか「自分のキャパじゃ足りないかも…」って思っても、やってみないとわかんないし、やって失敗しても絶対に経験値になる。何にでもチャレンジしてみてほしいです。