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デザイナー 中間彩乃さん


Profile

中間彩乃さん

中間彩乃さん

STORES.jp
デザイナー

WEBデザイン〜コーディング、効果測定〜改善など、幅広くサービスに関わっています。世の中にあるたくさんの素敵なアイテムや作家さん・職人さんたちに、インターネットの力で手助けしたり協力することができたらと考えています。

STORES.jp

高校について教えて下さい。

デザイン科の学校でした。とにかく普通科に行く気がなくて(笑)中学の頃からすでに絵を描くことが好きだったので、絵で生きていくつもりはなかったけど…絵をやってみたいなと思い進学しました。

絵が好きになったキッカケはあるのですか?

あんまり小さい頃におもちゃを買ってもらえる機会が少なくて、でも代わりにペンや自由帳などの文房具は買ってもらえたので、絵を描いて遊んでいましたね、今思えばこれがルーツかな。親は勉強させるつもりだったのだろうけど(笑)

名古屋造形大学に進学した理由を教えて下さい。

家から通える美大を調べ、名古屋造形大学に進学しようと決めました。1年次からやりたいことをしっかり4年間出来るカリキュラムになっていたので。他の美大は基本的に1・2年は色んなことを色んな人とやって、その後3年生ぐらいでやっと専攻が決まる。でもそれは遅すぎるかなって思って、やりたいことがある程度あったこともあり、4年間集中できる環境が良いよね…と選びました。

授業で楽しかったことを教えて下さい。

全般的に楽しかったな!実際にものづくりをする授業が印象的で、クレイモデルで小さいスケールの車を作る授業とか、木工で図面通りにスツールを作る授業とか、とにかく自分の手を動かして何かを作り上げることが面白かったんです。真似でも構わないからものを作ることって、何かしらの気付きがあるからすごく為になる。ただ知識として学ぶだけでは、一部しか吸収しきれない。実際に自分の手で作ってみるってことが、絶対に大切。そう授業で学んだので、それらの経験を活かして、どのような形でも卒業制作は「実際に現物を作るぞ!」と挑みました。

中間さんの卒業制作「Patan」 2014年 デザイン女子グランプリ 受賞作品

今は何の仕事をされているのですか?

実は、今の会社は新卒で入った所に出戻りしてきたんです。1回転職していまして、制作会社で大手の広告会社などと仕事をしていたのですが、色々と大変で、気付いたらダウンしてしまい…それで一時期休んでいた時に、今の会社の上司と会うことになり、その時に声を掛けていただき戻ってきました。
STORES.jpというネットショップを開設できるWEBサービスで、UIデザインと言われる画面の導線や、ユーザーさんが使いやすいと思う工夫などを考えながら、デザイン制作しています。これまで自分がたくさんものを作っていたので、ものづくりに携わる人たちの手助けになるかなと。実際にユーザーはプロダクトデザインの方、ファッション系の方、農業の方もいるんですよ。

なぜものづくりを学んだ結果、Webを仕事にしようと思ったのですか?

大学時代の4年間、スマホの進化がすごくて。入学した時はガラケーだったのに、卒業時にはみんなスマホ。そういう観点から、卒業前にはWEB系のサービスに興味を惹かれていました。
私が学んできた「プロダクトデザイン」というものは、「人間工学」と結びつきがあって…。人間工学は、物を人が自然な動きや状態で使えるように設計したりデザインすることなのですが、スマホの形やユーザーの導線などのWEBデザインにおいても、今まで学んできた知識が活かせるんじゃないかなと思ったんです。スマホ画面の指の届く範囲とか、考える視点は似ているなって。
あと、炊飯器や電子レンジという家電製品にも、デジタルの部分とかあるのが当然になってきていて、もう今の世の中はプロダクトとデジタルの世界は切っても切り離せない、近いモノがあるんですよね。それらをデザインしたくて、就職しました。

最後に、美大受験を考えている高校生にメッセージを!

自分の興味に素直になってほしいかな。
就職を気にする人も多いと思うけど、一昔前みたいにずっと同じ会社にいる時代じゃないし、個人のウェブデザイナーとかプログラマーもたくさんいるし、会社に来ないで自宅勤務とかも浸透してきている。だからこそ、将来的にこれ何の意味があるのかなとか、お金かかるから無理かもとか、そういうのとっぱらっちゃって、好きなことをやってください。美術に関係なくてもね、いつか絶対、その経験が役に立つから。