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卒業生紹介

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デザイナー/音楽家 森崎進也さん


デザイン、イラストレーション、ディレクション、映像、音楽など、ジャンルを問わず幅広い制作活動に取り組んでいる森崎さん。
デザイナーとしての仕事や、名古屋造形大学での学生時代、これからの展望をお話ししていただきました。

Profile

森崎進也さん


なぜ美大へ、そして名古屋造形大学へ進学したのですか?

ずっと絵や音楽が好きだったんですけど、将来仕事にするならデザインかなと思い名古屋造形大学を選びました。
超アナログ人間なのでデジタルを学びたいと思い、“デジタル”メディアデザインコース(現 情報表現領域)を選びました。

名古屋造形大学、デジタルメディアデザインコース(現 情報表現領域)はどうでしたか?

1、2年生でグラフィックデザイン、3DCG、サウンド、映像など様々な基礎スキルを学びました。
最終的に「サウンドデザイン」を先行しミュージカル映画を制作しましたが、これらの基礎スキルが大いに役立ちました。
何かを企画するとき、様々な基礎スキルがないと制作チームと会話やイメージをシェアできない。
だからデジタルメディアデザインコース(現 情報表現領域)でいろんなことを学べて良かったです。

在学時代の思い出について教えてください。

当時のガールフレンドと音楽ユニットを組んでたのが一番の思い出です。
撮影とかレコーディングとかも自分たちでやって、ちゃんとCDも作って、学食やコンビニに置かせてもらったりしてました。
女怪盗と刑事っていう設定で書いた「愛の捜査線’14」って曲があるんですけどめちゃくちゃ面白くないですか?

「愛の捜査線’14」

現在どのようなお仕事をされていますか?

株式会社アット・アップというコンサル会社でデザイナーとして勤務しています。主にSPツールの制作を担当しています。
コンサル会社なので、デザインだけでなく「どうやったら集客できるか・売れるか」「お客様に伝わるか」といったディレクションもしながら制作しています。

並行して音楽活動もされていますよね。

学生の頃から活動していたんですが2018年から本格的に始め、今年も1枚アルバムをリリースしました。
楽曲提供もさせていただいていて、最近では山下もえさん(元SKE48)プロデュースのアイドルGirls Uprightのデビュー曲などを書かせていただきました。

最新アルバム「NEW CITY POP」

在学時代の学びや経験は活かされていますか?

音楽アルバムを作る時、作曲はもちろんジャケットやミュージックビデオなどアルバムに関わるものは全て作っています。それは在学時代に様々なものに触れてきたおかげだと思います。様々なものに触れた結果、スキルだけでなく他人の作品をより深く楽しめるようになりました。



そのような活動、制作で大切にしてることはありますか?

やっぱり、まず自分が一番楽しんでます。でも世に出す以上は利他的なものにしようと心がけています。暗い世の中や落ち込んでいる人に「面白くてアガるコンテンツ」として投下できたらと思っています。「元気がもらえた」「感動した」と言ってもらえると本当に嬉しいです。

今後はどうしていきたいですか?
目標などあったら教えてください。

音楽活動は引き続きいろいろと計画してます。あとイラストも今後は注力したいです。とにかく今は「30歳で死ぬ」と思って制作しています。社会人になると、個人の作品作りって課題じゃないから期限がないんですよね(仕事の納期は守ります)。一度きりの人生なのにだらだらしてしまう。だからまずは30歳を寿命に設定し、20代でしかできないことをがむしゃらにやっていこうと思います。

最後に、高校生や後輩たちへメッセージをお願いします。

さっき言った「20代でしかできないこと」と同じように、「高校生だからできること」「10代だからできること」「大学生だからできること」がたくさんあります。大学生の4年間の寿命なんて本当にあっという間です。いつ死んでも後悔しないよう、今を精一杯楽しんでください。