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卒業生紹介

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映像クリエイター 加藤操さん


Profile

加藤操さん

DeVIeT / 加藤 操

CG映像デザイナー,クリエイター
ゲーム / 遊技機 / PV / MV / CM / CDジャケットなど、映像や画像の制作を主に行っている。

E-Mail : devietworks@gmail.com
Webサイト
Twitter

. from DeVIeT on Vimeo.

卒業してから、どんな仕事をしていますか?

卒業後は東京でゲームや遊技機の映像制作をしていました。職種はコンポジター、エフェクトデザイナー、モーショングラフィックスデザイナーと呼ばれるものです。2018年2月に、地元の岐阜に戻ってきてフリーランスや自主制作をやりつつ、県内の会社でバーチャルYouTuberや商品PVの制作などをしていたのですが、やはり東京の方がやりたいことがやれると思い、今はまた上京し、活動しています。

卒業後に入った会社はどうして辞めたの?

理由はいろいろあるのですが、もう少し個人にスポットが当たる案件に関わりたかったというのが大きいですね。
その会社の案件は、スタッフのクレジットや制作に関わったという口外がほとんどできなかったのです。そのときに「僕は単純な会社員デザイナーを目指しているわけじゃない」という事を確信しました。
同じデザイナーでもこのあたりの価値観は人によって全く違いますね

大学の授業はどんな感じでしたか?

1、2年次はアニメーションコース(現 映像文学領域)で、基礎的な技術を身に付けました。
内容は人物デッサン・クロッキー、クレイアニメ、脚本、絵コンテ、手描きアニメ、ロトスコープ、実写映像、一眼レフなど、ソフトウェアは Photoshop, After Effects, Flash, RETAS STUDIO などを学びました。
3、4年次は、もう少し幅が広く自由度の高い映像制作がしたかったので、デジタルメディアデザインコース(現 情報表現領域)に転科し、選択したゼミで自主制作を行っていました。

大学の授業が、今の仕事に活かされてるな、と思う点はありますか?

ゼミでの自主制作になりますが、After Effectsを使用した映像作品や、UnityとOculus Riftを使ったVRコンテンツの開発が卒業後の仕事に大きく影響していますね。
1、2年次の基礎的な授業での経験も、現在の技術・感性の土台にはなっていると思います。

どうして、美大を受けたのですか?

一般的な勉強や、みんなで同じ事をするというのが苦手で、中学は半不登校、高校は入学して3ヶ月ほどで中退しました。ですが、小さい頃から物を作るのは好きだったので、10代の最後のチャンスとして、高等学校卒業程度認定を取得しデザイン系の大学に進む事を決めました。
かなり人生が変わりましたね(笑)

名古屋造形大学を選んだ理由は?

他の愛知県内の美大より学べる分野が多く、いろんな刺激を受けられそうな気がしたからです。
今改めて他の学校と比較しても、ジャンルの幅はかなり広い方だと思いますね。

美大の魅力って何ですか?

一般的な学校では「勉強やスポーツができる人がヒーロー」ですが、美大では「すごい物を作った人がヒーロー」になれるところです。
共通の趣味や志を持った仲間・ライバルがたくさんできるのも良いですね。

サイバーな世界観の作品が多く感じますが、好きになったキッカケは何ですか?

KONAMIさんの音楽ゲーム『beatmaniaIIDX』の影響が大きいです。
ゲームをプレイしているうちにテクノ系の楽曲やそれに合わせて作られた映像を好むようになりました。

大学の頃、もう少しこうしておけば良かったなと思っていることは?

やりたい事は大体できた気がしますが、強いて挙げるなら、在学中にデザイン系の会社でアルバイトやインターンシップとして働いてみたかったですね。
自主制作と会社の業務とでは、同じ制作物でも工程が全く違ったりするので。

今後の目標は?

個人もしくは個人を主張できる会社員として作品を公開し続ける事、趣味と仕事の境界を極限までなくす事です。
死ぬまで個性を持って楽しく生きたいですね(笑)

高校生の皆さんに、何か一言!

しっかり時間と情熱を注げば必ず結果は付いてきます。
魅力的な作品をたくさん生み出して仲間と一緒に夢を掴んでください!