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卒業生紹介

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画家 いなみさん


Profile

2017年 洋画コース(現 美術表現領域) 卒業

卒業してからどんな絵を描いているの?

アクリルメインで人物の絵を描いています。油絵はお休み中。でも描いているテイストは変わっていないですね、ちょこちょこ人物の造形とかは親しみをもっともっていただけるようにしたり、生産性をあげるためにオートマチックに描けるよう形や色味を決めたりはしますが、基本の姿勢や内容は、大学時代から変わらずです。

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スランプとか、絵が描けない時ってあると思うのですが、そういう時はどうするんですか?

描けない時はまず一回全部絵からはなれます。描かないし、考えないようにして、他の自分の好きなものごとに目を向けるようにします。そして、自分の好きな物とか気分転換でやっていることから、新しく衝動とかが生まれて、また絵を描き始める。そんな繰り返しですね。

なぜ美大に進学し、美術表現領域を選んだのですか?

デザイン系の高校にいたのですが、デザイン的なことをやりたかったわけじゃなくて、純粋に絵を描くことをしたくて、大学進学するときはしっかり絵を学ぼうと思い、美術を選択しました。

作品画像

大学で学んだことが、今活かされてるなって思う時はありますか?

絵描いたりすること、表現することを学んだことによって、自分の身の回りの物とか生活とか思考とかが、全部見えてるものは全て表現とかアートにつながっているものなんだなって、単純にお皿とかでも、形とか色味をただ認識するのではなく、自分や他の人がどう感じているのかっていうのを、表現として観ることができる視野を手に入れられて、それか生活のベースにあると、すごく楽しいなって感じます。生きてくことが豊かになりましたね。

逆に、大学でもっとこうしたかったなっていうことはありますか?

在学中から自己プロデュースをもっとしておけばよかったかな、と思います。クリエイター系のイベントとか、大小問わず、身を置けそうな場所とか置きたい場所とか、積極的に出品したり、お客さんとしても参加したり、出向いて勉強すべきだったかなって。
なので、反省を活かして、今は自分の歩める速度でいいので、ちょっとずつWEBやSNSなどデジタル媒体を使用して、アピールに繋げていきたいと思いますね。各種SNSサービスが発展しているので、より多くの人達に行き渡るようにカンバッチからでも、日常に溶け込めるような美術をもう少し作っていけたらいいかなって思います。

作品画像

最後に、美術の路に進む高校生に一言!

自分の好きを強く持ってほしいです。趣味でも、食べ物でも、ファッションでも、音楽でも、恋愛でも、何でも良いんですけど、自分が一番意識と興味を向けられるものを何か一つでも突き詰めていくと、個性とか強みになっていくと思うので、最終的にそこと美術の教養が交わって、その人にだけにしか描けない強みが生まれてくるので。