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地域課題解決演習 マイクロデザインセンター 成果報告


マイクロデザインセンター成果報告表紙

名古屋造形大学では、名城柳原地区の店舗を対象にして、それぞれの空間における小さな悩みや課題を解決するプロジェクト授業「マイクロデザインセンター」を運営しています。例えば「メニューを新調したい」「模様替えをしたい」「棚が欲しい」「オリジナルグッズを作りたい」などの小さなご相談に対して学生が解決策を提案し制作します。

そのデザインプロセスとコミュニケーションを通して学生が「まち」と関係を築いていくプロジェクトが「マイクロデザインセンター」です。

今回は、2023年度 前期(4月~7月)の成果を報告します。15名の学生が5チームに別れ、5つの店舗に対して取り組みを行いました。

柳原通商店街周辺地図

01 おにぎり専門店 波平
  メニュー表とおにぎりカード

情報表現領域 犬塚 美空/ 作野 璃音/ 堀江 怜奈

私たちはおにぎり専門店 波平さんのメニュー表改定、学生を集めるアイテム作成に取り組みました。

波平には注文してから握るメニューがたくさんあり、お客さんはその注文をためらってしまうことがあるようでした。
そこで外用・店内用2種類のメニュー表を制作しました。外用は、どんなメニューがあるのか伝わるように、店内用は、ショーケースに並んでいない商品を注文しやすくなるようにデザインしました。

また、波平は名古屋造形大学や愛知学院大学からも近いのですが、お店の存在を知らない学生が沢山います。
そこで、波平で販売しているおにぎりのイラストと、お店の場所・営業時間・学割やクーポンの情報を載せたおにぎりカードを制作し、配布することにしました。

おにぎり波平

02 COLOR
  わかりやすく使いやすいメニュー表

地域社会圏領域 小川 由衣那 情報表現領域 福田 有紗/ 柿添 柚月

COLORさんは旬のフルーツを使ったクロワッサンサンド、クロッフル、フルーツサンド、焼き菓子などを扱うスイーツの専門店です。
取材の度にメニューの数が増えるほど種類が豊富で営業中に売り切れる商品、期間限定メニューもあります。

一人で営業されていることもあり簡単に差し替えられるメニューを制作することにしました。
既存のメニュー表は品数が多く少々混乱気味に感じたので基本メニューのカテゴリー分け、商品名と写真を整理して見やすくなるようにデザインをリニューアル。営業中に売り切れると付箋で隠していたので、専用のシールも制作しました。

クロワッサンCOLOR

03 オガワドラッグ
   漢方薬局化計画

地域社会圏領域 山口 純/ 中山結喜 情報表現領域 横田 実夢

オガワドラッグさんの模様替えのお手伝いを行いました。
日用品の販売と漢方の相談、販売を行っているオガワドラッグ。

日用品の販売を辞めて、漢方メインにしていきたいということで、店内の整理、棚の移動、相談スペースの模様替えを行いました。
お客さんに気軽に来店してほしいという要望を元に、店外の棚を無くし、ショーウィンドウをすっきりとさせて、外から中の様子が分かるようにしました。

また、カウンターなどの大きな動線は変えずに、相談スペースを入口から見やすい位置にする、日用品を陳列していた棚を無くすなど、店内のレイアウトを変更しました。

漢方オガワドラッグ

04 中日信用金庫 柳原支店
   柳原通商店街と名古屋造形大学をつなぐ写真展

地域社会圏領域 伊福 莉子/ 宮田 琴羽 情報表現領域 廣瀬 結

中日信用金庫さんの「商店街にもっと学生が来てほしい」「待ち時間に暇つぶしになる何かがほしい」という要望を受けて写真展を企画しました。

「造形生から見た柳原通商店街」と「柳原通商店街の人に届けたい名古屋造形大学」をテーマに学生から写真を募集し、美大生ならではのモノの見方や、切り取り方を感じてもらいたいという想いを込めました。

あたりまえになっている風景の魅力に改めて気付き、写真を撮りに行くという行為を通して学生と商店街の人達が関われるきっかけとなるよう活動を目指しました。

中日信用金庫での写真展の様子

05 中垣商店
   キャットクリップ

情報表現領域 水島 凜花/ 田畑 智稀/ 武藤 由芽

猫好きのご夫妻が営むお米とペットフードのお店、中垣商店様で「キャットクリップ」を制作しました。

このお店では商品の値札が全てセロハンテープで貼られていて貼り直す度に落ちてしまうのですが、2,000 点ある商品について全て把握されているのがご主人だけなので、ご家族の方々は分からなくなることが多いという悩みがありました。

そこで猫の要素を取り入れたクリップを作り、値札が落ちないようにした上で見た人が楽しくなるものを提案し作ることにしました。
このクリップは、「MDF」という廃材を再利用した合板をレーザーカッターで切削して制作しました。

「キャットクリップ」

後期も引き続き、柳原通商店街の店舗を対象に課題解決に取り組んでいきます。