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卒業生紹介

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ファッションデザイナー 中塚宗史さん


Profile

中塚宗史さん

中塚宗史さん

2018年2月現在、(株)crutchにて、絡繰魂とgalfyなどアパレルブランドのデザイン・絵柄を中心に担当。

galfy
個人制作 Instagram

卒業して、どんな仕事をしているんですか?

アパレルの製造メーカーで、自社の商品を小売店とかに卸しているところで、製品のデザイン企画だけでなく、営業も。トータルに関わっていますね。

デザイン企画ではどんなことをするんですか?

元々、墨で描いたりとか、筆で描いたりとか、そういう絵を描くのが好きなんですけど、今やってる企画の仕事では、大半がオリジナルの和柄を新しく考え出すことですね。デザインを考えるだけじゃなく、その柄をどういう場所に配置するか、色や素材はどうするか、服の形はどうすべきか、Tシャツ、スカジャン、何に最終的にしたいのか、とかも担当してます。

大学時代の経験で、今の仕事の活かされているな、と思うことはありますか?

根本的な考え方や、基本的なやり方とか、ものづくりをするための流れ全般が問題なく行える点ですかね。
例えば…まずはコンセプトとか考えて、マーケティングをやって、対象の層を考えながらデザインを生み出していく…っていうような順序です。

デザインを生み出すときは、どのように考えるんですか?

まず平面上で考えます。使うものとしては、手描きも軽くするんですけど、Adobeのillustratorとphotoshopをメインに扱ってます。大学でもポートフォリオとか作る時に、ある程度は触っていたんですけど、会社に入ってから本格的にソフトの使い方を学んでいきました。
完成したら物になるんですけど、平面的なグラフィック作業をやってからですね。

大学の頃、もう少しやりたかったなって思うことはありますか?

もっと色んな職種の人と関わっておきたかったと思います。働きながらでも、ある程度頑張れば勉強はできるけど、人の付き合いとかはその時その時で、タイミングが合わないと掴めないんで、最初有名じゃない人もいつか成功するかもしれないし、まさかの方向で良い関係が築けるかもしれない。先生たちとも仲良しで、そういう関係性では不満はないんですけど、学外でも、色んな人達と仲良くなりたかったですね。

どうやって就職したんですか?

趣味でインスタグラムとかに和柄のデザインを載せたり、和柄のアパレルショップでバイトをしていたり、ホントにそういう系統が好きで…良く行くショップがあったんです。そこの店長さんに声かけて、就職の話しを頂けて、今に繋がった感じです。基礎はしっかりやっておけば、人脈とか人とコミュニケーションが取れるなら、就職は案外どうにかなると思うんですよね、僕は。

最後に、高校生に伝えたいことはありますか?

学ぶ分野に関係なく、やりたいことや目標を定めてほしいです。それで、追いつきたいと思う自分より上の人達を見つけて、追い越したいと思って頑張るべき。僕も目標はずっとあったんです。小さいことから、少しずつ好きなことを広めていく人になりたいって考えていました。いずれブランドを持ちたいなって。
会社の中でなんですけど、2018年度中には僕の関わるブランドが出せると思います。