第3回フィールドワーク 佐川美術館 ミホ・ミュージアム 11月16日(土)

佐川美術館は琵琶湖のほとりにあり、敷地に入ると水に浮かぶ2棟の建物の美しさとスケールに圧倒されます。

日本画家の平山郁夫と彫刻家の佐藤忠良の作品と陶芸家の楽吉左衛門の作品が常設展示されています。今回は特別企画で「ZENGA 白隠と仙厓展」が開催されていました。

楽吉左衛門の展示空間は地下にあり、階段を下りると地上の水の庭の光の揺らめきがコンクリとの壁に揺らぐのが何とも言えず素晴らしい。

ミホ・ミュージアムは中国系アメリカ人の建築家I・M・ペイによって設計された空間で、中国の詩人陶淵明の「桃源郷」がそのコンセプトとなっています。山の中で道に迷った漁師がたどりついた先が桃の花の咲き乱れる桃源郷であったと。

バスを降り、山道を進みトンネルを抜け。このトンネルがさほどの距離はないのですが、入ったところから出口が見えないように少しカーブさせてあります。そのトンネルを抜けると小さな谷を美しいデザインの橋で越えます。

その先に見えるのは鉄とガラスで表現された、日本のかやぶき屋根の形状のエントランス。建物のほとんどは地中に埋まっていて自然に覆われています。

そのコレクションは、日本から、中国、古代オリエントまで、素晴らしい作品の数々です。今回の特別展示は焼き物の「備前」でした。

少し山の中なので、紅葉が少し盛りを過ぎたかな?それでも紅葉の赤が、夕暮れに生えていました。

最後に三筋の滝を見学して。

ずっしり見ごたえのある滋賀の二つの美術館見学。個人で行こうとするとどちらも交通の便が大変な所。満足満足。

引率責任者 岡田憲久