第3回フィールドワーク 伊勢神宮 12月1日(土)

 

フィールドワークの4回の授業の内、遠くへの研修は今日が最後。
晴天に恵まれて。

宇治橋の手前で、神官の西川さんにお出迎えいただき、
説明を受けながら2時間の参拝研修。

 

 

正しくは伊勢神宮ではなく「神宮」とのお話からはじまる。
伊勢市の4分の1が神宮の土地。20年ごとに行われる社殿の建て替え「遷宮」の説明を聞く。自然は循環していることに合わせ、人間の文化も循環させている日本独特の文化の在り方の一つの形に納得。
五十鈴川を渡る宇治橋は、船大工の技術を生かした工法でできているとのこと。

 

手水の使い方の説明を受け、みんなで手を清める。
その後、美鈴川のたもとが本来の手洗いの場であったとの説明。「御洗場(みたらしば)」。

 

 

紅葉の紅葉が真っ盛り。
自然がいっぱい。サギがこちらを眺めている。

 

 

いよいよ本殿へ向かう。
途中巨大な木々が次々に現れる。
思わず手を当て、パワーをもらう学生たちも。

 

 

さて本殿の前からは撮影禁止。
詳しく本殿の説明を受ける。

 

正宮は正殿を中心にして、四重の垣根がめぐらされ、一番中まで入れるのは、天皇・皇后のみとのこと。
その建築様式は、唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)と呼ばれる。
唯一神明造は、日本古来の建築様式を伝え、ヒノキの素木を用い、切妻、平入の高床式の穀倉(こくそう)の形式から宮殿形式に発展したもの。
屋根は萱葺、柱は掘立など、その姿は簡素にして直線的で、素木の美しさを最も輝かせる建築様式。

 

5年前の遷宮。次は15年後。
神宮全体でお社は125社あり、内宮、外宮の正宮に次ぐ格式の別宮と呼ばれるものが14あるという。その1つ風日祈宮(かざひのみのみや)を見学。
拝礼の仕方を教わりみんなで拝礼。
世界の要人が集まった伊勢サミットの写真展示も拝見して。

 

 

神官の丁寧な説明を受けての参拝で、より深く神宮を知ることができ感謝。

 

そのあとはおかげ横丁の自由散策。
留学生たちは、伊勢うどん、赤福の体験に大喜び。

 

 

秋深まる五十鈴川を最後に眺めて、無事第3回フィールドワークは終了。

 

 

岡田憲久