学外フィールドワーク 第3回 12月2日(土) 永平寺 福井県立恐竜博物館

今年は寒くなるのが早く、少し冷え込み雪も心配されたが、まずまずの晴天に恵まれました。

欧米人たちがよく口にする日本文化の1つが「ZEN」です。

その禅宗寺院の曹洞宗の大本山永平寺への旅。


傘松閣(さんしょうかく)天井絵の間。
参拝客の控室で昭和5年の当時著名な日本画家により230枚の絵が描かれている。

修行僧が、修業が終わるまで通ることのできない山門。



鎌倉時代1246年道元によって開山された修行道場です。
「只管打坐」(しかんたざ)ただひたすら座ると言う教えです。

七堂伽藍と呼ばれる建築が斜面地に建ちます。




一番奥が、法堂(はっとう)で、朝のお勤めが行われる場所。

みんなその荘厳な雰囲気にのまれしばし正座。

仏殿はお釈迦様がまつられています。


僧堂は修行の根本となる伽藍で座禅、食事、就寝の場です。

訪れた日は、ちょうどお釈迦様が悟りを開いた12月8日の前の1週間で、
修業の中でも特別な日々だそうで、1日中座禅。
その部屋の前を通ることも禁じられていました。

そして道元の廟が承陽殿。彫刻が素晴らしい。

山は初冬の木々の色。山奥深い修行道場の雰囲気が満ちていました。



普通見学することのできる歴史的建造物は、歴史遺産である場合が多いのですが、ここは今も生きた修行の場であることを感じ見ることができる場所なのです。

次に訪れたのが恐竜博物館。
40体を超える恐竜全身骨格をはじめ、千数百点もの標本や巨大復元ジオラマなどが圧巻の博物館。

1階ホールのティラノサウルスはその動きをいつまで見ていても飽きない、そのリアルさにみんな感動。

こんな遠くまで出かけたのに、7時には春日井大学バス停まで戻ってこれました。
バス運転士の谷口さんお疲れ様でした。ありがとう。

引率責任者 岡田憲久