卒業制作の進捗。木下さん編。

卒業制作中間審査を目前に4年生は卒業制作作品の創作活動に勤しんでいます。
今日はJDコース4年の木下さんの進捗をUPです。
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シートワックス(ピンク色のロウ)を使ってジュエリーを構成する一部を作成中です。
これらのパーツをまとめ、1つのアイテムに加工していきます。

素材がワックスなので、これから「銀」に置き換える作業に移ります。
その為にスプルーベース(黒いゴム製のフタのような物)に湯道(青色の細い線状ワックス)を立て、銀に置き換えたいワックスを溶着していきます。
ワックス同士なので、加熱すると溶けてくっつきます。それを利用してスプルーベースと湯道と本体を1つにつなぎます。
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「湯道立て」完了。
これから「埋没」という作業に移ります。
さてさてこのパーツ達はこれからどうなっていくのでしょう。
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スプルーベースに鋳造リングをはめ込み、埋没材を流し込んでいく準備をします。
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埋没材を撹拌中。お菓子を作っているみたいですね。
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鋳造リングに埋没材を流し込み、真空脱泡機を使って埋没材の中に入っている空気を抜きます。
埋没材は水に反応して硬化するので、数分で固まります。この作業は手際の良さが必要です。
これを一日乾燥させて、翌日「鋳造」という工程に移ります。ワックスを銀に置き換える作業です。
ピンク色のワックス達は、無事「銀」に置き換わることが出来るでしょうか。鋳造作業は一発勝負なのでドキドキです。
とはいっても、経験豊富な4年生なので安定感抜群です。
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今日はここ迄で終了。
すばらしいジュエリーになることを期待します!


JD齋藤

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