Monthly Archives: 1月 2015

第3回目 インテリアデザインコース

第3回目はインテリアデザインコースを取材してきました!インテリアデザインコースの2名の先輩方にお話をお伺いしました。

まず1人目は武藤愛理さんの作品です。

テーマは子どもたちが体を使って想像力、創造力をかき立てられる児童館です。作品のポイントはかべをまげたり、くりぬいたり、きりとったりしているところで、その空間表現をみていただきたいそうです。曲がっている壁なんて普段みたことないのですごく斬新でおもしろいですね!!

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そして模型すごくかわいいです!ジェッソと石膏を使った壁が特徴です!取材グループAのインテリアコースのある方はこの壁表現に驚きました!味があってとてもかわいいです!他のメンバーは模型にかかっているお金や、フラワーツリー(かすみ草みたいなもの)の値段の高さにも驚いていました(笑)意外とかかるんですよね!笑

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本も手作りなんですよ〜!すごいですね!!

武藤さんの作品は本当に模型から楽しさが伝わってくる作品です!完成がたのしみですね!!!

そして2人目は長谷川成美さんの作品です。

テーマは文化の歴史と継承。敷地が繊維業をやっている場所であり、今、繊維業が衰退していて、繊維をやっている人が少なくなっています。繊維の歴史の文化を残すため、繊維業を盛り上げていくための建物だそうです!!長谷川さんの地元が繊維業が栄えていた街で、8月ごろから現地に行って調べていたそうです。

こちらがその模型です。

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取材グループAのみんな うお〜!と驚きです(笑)グループAのインテリアコースのある方も模型でタイツは使ったことがなかったのですごく驚いていました。なぜタイツ?なんだろうと疑問に思ったので先輩に聞いてみたところ、繊維業なので布を使った建築がやりたいということで膜構造という構造で建てているんだとか!!

難しいですね!でもだからタイツなのかと勉強になりました。膜構造おもしろい構造で実際に建つとどうなるか想像しただけでワクワクしてきました!!!

テント付近拡大した写真はこちら!

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ちなみに長谷川さんこの膜構造のテントをどこでつかうか、スタディーを重ねて試行錯誤した点が苦労したそうです!!スタディー模型の数が苦労を物語っていました!これからつくる模型もあるそうです、がんばってください!!

そしてなんと最後に取材グループAのわたしたち、先輩方にお菓子もらってしまいました!!わざわざ時間割いて取材させていただいた上にお菓子くださるなんて神です!!(笑)本当にありがとうございました!先輩方みなさん優しくて、とてもがんばっている雰囲気も建築インテリアデザインコースのいいところですね!卒展までがんばってください!!!

武藤さん、長谷川さん、忙しい中わざわざ取材におつきあいいただきありがとうございました!!

 

 

 

第2回 マンガコース

 

 

第二回目の今回はマンガコースにお邪魔し、二名の先輩方に取材させていただきました。

 

まずは一人目、安藤正基さん。

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卒展で展示する作品のタイトルは、

「すべての男子を振り向かせる方法」(全24ページ)!

 

ズバリテーマは「かまってちゃんな女の子を描こうと思った!」

だそうです!

 

9月頃に2日でネームを終え、20日で原稿を仕上げたそうです

(その上にネームの締切がキツくて、担当編集の方からの直しなど、物語が2転3転したんだそうです…!)

 

線画はアナログで仕上げ、ベタやトーンを貼る作業はパソコンで仕上げたとのこと。

パソコンで使っているのは「CLIP STUDIO」!パソコンでの作業はアナログと比べると作業効率がとても良いそうです。なるほど!

 

また、取材班…安藤さんの生原稿を拝見させて頂きました!

なにより主人公のきあらちゃんが、めちゃめちゃ可愛いっ!!

紙の上で主人公の表情が七変化して、とてもワクワクしました。仕草も顔の表情も可愛らしくて、まるで本当に生きているよう…

また、一枚一枚ペン入れが丁寧で繊細で、取材班も取材を忘れて没頭して見いってしまいました…(笑)

 

 

二人目は、柘植真由美さん。

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卒展で展示する作品は、

「ね組の猫丸」(全38ページ)!

 

ズバリテーマは「ここにいる、居続けるという事。」

 

今回の作品では、お江戸の「火消し」について描いたそうですが、

そのきっかけは「褌(ふんどし)が描きたい」という咄嗟の思いだったそうです!

 

「褌を思いっきり描けるなら江戸時代だろうなー、火消しってめっちゃかっこいいなあ!と鼻息荒く、わくわくと資料を大学や街の図書館などへ行ってかき集めて、時代劇も色々と観たりして……」

この作品を描く前は全く知識がなく興味が無かったそうで、時代劇っぽい漫画を描くという事は難しかった、と聞かせていただきました。

漫画を描くことをする前に、その時代やその関連の知識を調べるとは!なんとも奥の深い話を聞かせて頂けました。

作品の表紙にも褌が描かれていますね!クオリティの高さと丁寧さ…思わずうっとりしてしまいます。(まさか褌にうっとりする日が来ようとは!笑)

 

ネームと下描きに約2か月かかったそうで、ペン入れからトーンや修正期間を含めて、完成までは約2週間だったそうです!その間、先生方や担当編集さんに相談したり、全体を整えたり、たくさん試行錯誤されたとのこと…!

 

また、柘植さんから最後に

「畑を耕して謎の種をまき、お水をせっせとあげて、草取りをして、芽が出た!と思ったら枯れる部分もあって、泣く泣く植え替えて、やっと実った収穫物のような漫画作品になりました。
漫画は読んでもらえないと、意味がないものなので、ぜひ卒業制作展に足を運んで頂いて、この作品を読んで頂きたいです。」

 

と、コメントを頂きました。

卒展会場で、安藤さんと柘植さんの作品を生でじっくり読める時が待ち遠しいです!

とても楽しみですね!

 

取材班3人のうち2人はマンガコースで、普段は聞けないことや見られない生原稿、たくさんの貴重なお話を聞かせて頂けました。

 

今回取材させていただきました、安藤さん、柘植さん

お忙しい中、本当にありがとうございました!

第1回 イラストレーションデザインコース

約一ヶ月後、名古屋造形大学の卒展が今年も開催されます。その卒展に向けて制作をしている先輩方に、3年生取材班がお話を伺っていきます!

今回私たちはイラストレーションデザインコースの2名の方にインタビューをさせていただきました。

まずは、シャドーボックスをテーマに制作している小坂井翠さん。シャドーボックスというのは、元になる同じ絵柄を複数使用し、各パーツを何層にも切り重ねることによって立体感を持たせるハンドクラフトのこと。

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作業量がとても多そうです…!!

透明水彩で描いたB4サイズの原画を撮影し、B全に印刷しています。描かれている猫たちの中には小坂井さんご自身が飼っている猫をモデルにした子もいるそうです。その子がこちら。

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かわいい!!!!

ほんわかとした癒しの空間が広がるような作品で、猫が好きな気持ちが一目で伝わってきました。完成がとても楽しみです!!

 

次に、才門祈さんにお話を伺いました。紙粘土を貼ってスプレーで着色したタライに花を生け、加えて自分のイラストを組み込んでいる作品です。高校で華道部に所属していたという才門さん。その経験を今回の作品に生かしたい、自分のキャラクターを立体に展開したい、という気持ちからアイデアが出てきたそうです。

全3点で、うち2点は既に完成されていました。

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こちらが制作途中のタライ。丁寧に作り込まれています!

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こちらは完成作品の一部。アイシャドウの部分にはマニキュアを使用しているそうです。これまでの経験を生かし、様々な画材を使う…勉強になります!

才門さんのイラストの世界に引き込まれるような作品でした。それぞれにイメージビジュアルもつくそうなので、展示されるのがとても楽しみです!

 

イラストといっても、平面の世界だけではないということを改めて実感じました。小坂井さん、才門さん、作業で忙しい中、取材にお付き合いいただきありがとうございました!