コンテンポラリーアート領域   「ピンホール写真」小林担当 その2

ピンホール写真の授業も5週目に入った。

まずは、前回の報告に載っけていなかった写真。

これは望遠ピンホールを付けた際に生じたフレア。今回の授業では私自身が試行し続け、学生も一緒に試行錯誤の共有者! スリリングだが、何度か袋小路に行き当たる。

かつて印画紙を使ったピンホールカメラでも同じ現象が起きた。それは太陽光がピンホールの縁に反射して生じるフレアだったが、今回は太陽光はピンホールに直接当たっていない。

なぜだ ?? しばらく考えていてふと気がついた。ピンホールの筒の内側に光が反射しているのではないだろうか??

そこで、筒の内側に反射を押さえるマットの黒テープを貼ってみたら…

 

見事解決!

 

さて、今日は調子に乗って(?)広角レンズを作ってみた。表から見たらこんな感じ。

 

裏(カメラボディ側)から見たら…

こんな感じで、かなりボディの方に”めり込んだ”感じ。・・・しかし、これがボディにはまらない。めり込み過ぎたのだ!

そこで、グルーガンで接着した部分をはぎ取り、めり込みを少し抑えた上で、

再びカメラに装着。出来たっ!

見た目はハッキリ言ってめちゃくちゃ悪い! でも、いいのだ!!  写れば。

そして、広角レンズ大成功!

バンザ〜イ!!!

 

ところで、前回約束した”銅箔ピンホール”での撮影…  実は出来なかった。銅箔が届かなかったのだ。

残念だが、紙ピンホールでもこれだけのクオリティが出るようになったのだから、きっとビックリするようなスゴイ写真が撮れるに違いない(・・・と信じたい)!

それでは、次回をお楽しみに!

※ ピンホール写真の画像はすべて学生が撮影したものです

(小林)