〈第301回〉第71回 岐阜市美術展に入選しました

2018年10月20日〜28日に開催の第71回岐阜市美術展グラフィックデザイン部門において、グラフィックデザインコースの学生6名が入賞、5名が入選しました。
入賞作品を紹介します。

 

●市展賞(部門1位)/3年 北洞侑季さん 「ありがとうの言葉」
AC JAPAN(公共広告機構)からのメッセージという設定のもと、場面の違いによっていろんな意味あいを持つ「ありがとう」について表現しています。ためらわず言葉にしてみようということを語りかけています。奥に込められた思いの見せ方が印象的です。




●市長賞(部門2位)/3年 島田美和さん 「言葉」
同じくAC JAPANからのメッセージという設定です。こちらは深く考えずに言った言葉による暴力を伝えています。四方からマンガで見られる吹き出しが集中してきてナイフになる。このビジュアルが強いインパクトを持っています。


●優秀賞(部門3位)/3年 水谷綾花さん 「リサイクル」
同じくAC JAPANからのメッセージという設定です。「ペットボトルをポリエステル繊維にリサイクルしてシャツに製品化する」ということを、簡潔なアイデアのビジュアルとキャッチフレーズでわかりやすく伝えています。


●奨励賞(部門4位)/3年 澤山慶次 「つけっぱなし もったいない」
同じくAC JAPANからのメッセージという設定です。夏の節電について、ホラー映画の広告のような見せ方をしているところが特徴です。エアコンの奥からのぞく目があり、その下の空間の広さがゾクッとさせます。


●奨励賞(部門4位)/3年 森井菜々 「魚とゴミ」
同じくAC JAPANからのメッセージという設定です。川や海に捨てられた多量のゴミによって、魚は息苦しそうに顔や体をゆがめています。水中が異常な状態になっている表現が印象的です。



●奨励賞(部門4位)/2年 山上雅弘 「Trash Monster」
十分に活かされないで捨てられる食品についてアピールしています。ゴミがいっぱい投げ込まれているバケツからこちらをにらむ怪しい目。どう感じているんだろうと思わせるキャッチフレーズとの関係がユニークです。