報告が遅くなりましたが、夏休み期間中にグラフィックデザインコース2年生4名と教員1名のチームで保育園の塀にイラストレーションを描いてきました。これは、京都・東本願寺から「東本願寺の北にある『大谷保育園』の塀に絵を描いてほしい」との依頼を受けて取り組んだものです。制作期間は8月5日から15日までの11日間でした。
大谷保育園の園長先生から「森と動物たちというテーマで」という要望があり、7月中にメンバーがそれぞれ原画を作成。園長先生とやりとりをして意向を反映しながらイラストレーションの内容を決めました。
Before写真
コンクリート打ちっぱなしの無機質な感じ。高さ約2m、横幅約11mの壁面です。後方は7月オープンの「しんらん交流館」
塀の中央部には黒い鉄扉があり、当初ここには描かない予定でしたが、どうしてもその存在が強すぎ、現場で「やはり左右つなげて描こう」ということに決め、実制作に取りかかりました。
京都の夏はとにかく暑い。熱中症にならないよう日中気温の高い時間帯は休憩とし、午前は9:00～11:00、午後は15:00～19:00に制作すると いう長めシエスタ方式で行いました。が、なんと大谷保育園の園庭にはミストシャワー設備があり（!）おかげで何度も暑さをしのぐことができました。
画材はリキテックスを使用。下描きは鉛筆＋油性マジックでやったのですが、この下描き線が塗る色によってはけっこう透けて見えてしまい、消すよう塗り重ねるのにかなり手間が…。
途中、せっかくの機会といういことで、園児の皆さんも参加。結構いい感じに塗ってくれました。
この様子は大谷保育園園長ブログでも紹介されています。
http://ohtani-hoikuen.jp/images/2015/8/8.11/1.jpg
14日には参加した某学生の高校（名古屋市工芸高校）同級生のかたが飛び入り参加。もちろんウデは確か。なんと急遽京都泊し翌日も手伝っていただきました。本当にありがとうございました。
当初の目論見より絵の具の消費量が多く、二度三度京都の画材店に買いに行ったり、雨に降られたりしつつも制作は進み、予定より１日早く完成を迎え、参加の４名の学生（とその友人）は思い出深い日々になったかと思います。
After写真
日々送迎で制作過程をごらんになった親御さんから「保育園らしくなったねー」と聞こえてきたが嬉しかったな。
http://ohtani-hoikuen.jp/images/2015/8/8.18/1.jpg
教員：ひがしなか