〈第148回〉1年ポスター制作進行中 その2

1年生の実技は昨年から継続のポスター制作です。

昨年末のアイデア出しからエスキース検討とデザイン案絞り込みを終え、多くの学生はいよいよB2パネルの下描きに着手しています。

緻密な修正を施しながら進めるの下描きへのこだわりは出来映えに大きく影響します。

さて、B2パネルへの下描きですが、今回は①エスキースを見ながら直接描く、②トレースダウンする、の2方法で進めています。

トレースダウンから着彩までのざっとした流れ。まずは原画をトレーシングペーパーで写し描き、裏側に鉛筆を塗りこんでおきます。

それを本番用紙の上に重ね、上からなぞり描きして転写します。

早めに制作が進んでいる学生は下描きを終え、着彩をはじめています。

PCでの制作と大きく異なるのは実際に色を塗りはじめる前に、カラーのラフ画を描きシミュレーションしたり別紙に色を試し塗りするなどして、最終仕上がりイメージをきちんと頭の中に描いておくプロセスが重要です。

イメージを緻密に下書きに描き起こす行為や仕上がりイメージの把握など「計画性とその実行」は、今後学生たちの使用するツールがPCソフトやペンタブなっても重要です。

教員:ひがしなか