9月30日(月)小雨

ぐっすり寝て朝は気持ちよく起きることが出来た。
実は昨日はあまりよく眠れず、スッキリしていなかったので、熟睡できたのはありがたい。

青森はこれが3度目。
一度目は、縄文の文様についての共同研究の一環として、同僚の教員と一緒に三内丸山遺跡を見学した。その時は、施設もまだ十分に整備されていなかったが、それだけにより生々しい印象を受け、縄文の造形に魅了された。

二回目は8年前(だと思う)。作品のための風景を撮影するためにレンタカーで場所を探して彷徨った。最終日にイメージが合う場所を発見し、めでたく作品化に繋がった。

今日は朝から雨が降り、撮影が難しいので、まずは三内丸山遺跡へ行った。以前、来たときと全く違っていて、施設が非常に立派になっていた。ただ、訪問者があまりにも少なくちょっと残念な気がした。

ここの土偶は板状だ。

縫い針は非常に美しい形をしていて見とれてしまった。

5000年前にはすでに北海道や北陸などと交易があったようで、各地の産物がここから出土している。また、縄文尺と呼ばれる単位があったということで、ここ以外の建物も現在の35cmを基準とする尺度で建物が建てられているというのもおもしろい。

さんまる君がここのキャラクターらしい。ただ、その下のナガエモンがインパクト強い。顔丸出しのキャラって全国的にも珍しいのでは!? これずっと同じ人が入ってないとまずいんじゃない?

久し振りの三内丸山遺跡は、多くのことを感じさせ教えてくれた。
三内丸山を後にして西の方へ移動。

曇天だが岩木山の姿が美しい。

リンゴの産地らしく、こんなトラックも走っていた。

その後も小雨が降り続いていたが、以前、撮影場所に選んだところに行くことにした。北津軽郡鶴田町にある廻堰大溜池(津軽富士見湖)の一部が突き出し、小さな池のようになった場所だ。
前回は無風で水面が鏡面のようになっていたが、残念ながら今回はさざ波が立っていた。しかし、やはり今回もここで撮影することにした。

前回の訪問時は、付近のリンゴ畑のリンゴもまだ色づいていなかったが、今回は色鮮やかにたわわに実ったリンゴ畑を見ることができた。様々な色のリンゴとみどりの葉のコントラストは眼に強い刺激を感じるほど強烈で非常に印象深い風景だった。

その後、青森空港に戻り、午後7時55分発(30分遅れとなったが)の飛行機で名古屋空港に戻った。

空港にはFDAの機体が勢揃い。
これは乗ってきた水色の機体。

これは青森に行くときに乗ったオレンジ色の機体。

これはピンク。

みどりとふじ色の機体。

そして、黄色と紺色。

残念、赤だけがない。
どっかで外泊しているのだろう。

さて、これで3日間の青森の旅が終了。青森は本当に美しいところだ。…そして美味しいところだ。
また行きたい!