影山公章先生の特別講義

12/12(土)のジュエリーデザイン論の講義にて、ジュエリー作家であり、教育者である影山公章先生にお越しいただき、「コンテンポラリージュエリー」のセミナーを開催しました。

影山公章先生のご紹介です。
東京芸術大学大学院美術研究科を修了され、生活用器やオブジェ、そしてジュエリーと幅広く制作されています。
また海外展示会やワークショップなどを開催しグローバルに活躍されており、世界のジュエリー作家との交流を多く持たれています。

今回はコンテンポラリージュエリーについて、主にドイツ、イギリス、オランダの作家を紹介していただき、その活動内容と特徴をお話ししていただきました。
柔軟性を持った思考に裏打ちされた形態、機能の境界線など、思考の領域を広げる切っ掛けになる内容です。
影山先生講義1
それから情報収集と共に、自分の作品を世界へ発信できる場として、ジュエリー作家専門のwebサイトを紹介していただきました。

最後にご自身の活躍をされている教育の現場と、新作の作品を紹介していただきました。
「発想」「空間」「コミュニケーション」「ブランディング」を教育理念とされた指導法は、学生が主体となり活動ができる環境を提供することの重要性を感じました。
ご自身の作品制作においては、銀、鉄、サンゴ、漆など様々な素材を用い、日本に古くから伝わる刀装具や甲冑の制作方法など、伝統的な技法も踏まえながら、自由な発想で数多くの現代的なジュエリー制作に取り組んでおられます。(今回ご紹介いただいた新作は未公開なのでお見せすることができず残念です。)

聴講した学生と共に、大変勉強をさせていただきました。
影山公章先生、ありがとうございました。

JD齋藤

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