12/5はJD1年生と「名古屋骨董祭」の見学です。
「今回の学外授業のテーマは、『温故知新』です。多種多様な物を見ることは、発想の根源となります。骨董品(淘汰されずに残っているもの)はジュエリーのデザインに繋がる様々な要素が詰まっていますので、自分のアイデアに繋がる発見をする努力をすること。」
これが1年生に課せられた今日の授業内容です。
(彼らはこれからの日本を背負って立つ、縁の下の力持ち。)
さて名古屋骨董祭は本学教員の岡田先生、工房職員の榊原さんのお勧め催事とのことで、今回の見学に当たり、名古屋骨董祭事務局のスタッフとして活躍され、現在は岐阜県美術館の学芸部に籍を置く、卒業生の齋藤さんをご紹介していただきました。
突然の訪問にもかかわらず、骨董祭の見方と予備知識、工芸品の歴史等のご説明を拝聴させていただくことが出来ました。齋藤さんに感謝致します。有り難うございました。
齋藤さんによるとキーワードは明治期の工芸品。この辺りが日本の骨董の醍醐味のようです。(現在、静岡県の佐野美術館で開催されている「超絶技巧!明治工芸の粋」の工芸品ように、圧倒的な技量と日本特有の写実性は、世界を驚嘆させ、日本のグローバル化を促進する最先端の表現技術だったことでしょう。)
会場内に入ると骨董品がずらり。
アンティークジュエリーや陶磁器、軸、刀装具、生活雑貨など様々な商品が並んでいるので、じっくりと鑑賞するには時間の確保が必要です。今回の授業時間は90分。店主とのコミュニケーションで更なる知識を得ることが出来るので、ひとつのブースにとどまりがちになってしまいます。さてさてどこ迄見学することが出来るのか…。
ひとまず今回の短い授業では、過去の造形物の面白さに『興味』を持ってもらうこと、それを今後の創作に活用する『考え方』を学んでもらいましょう。
これから提出される学外授業のレポートが楽しみです。
名古屋骨董祭は12/5(金)6(土)7(日)の期間で開催ています。
ご興味のある方は、是非ご来場下さい。
JD齋藤
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